皆さま、こんにちは。
長介でございます。
さて、皆さんは、「知育」と聞くと何をイメージしますか。また、どのように知育に取り組むと良いと思いますか。
このような回答は、知育に関する情報収集と、知育活動を実際にやってみることでわかります。
ただ、「効率的」「効果的」に知育活動に取り組むには、実際に取り組むことと同時に、知育活動の「本質」なるものを理解しておくことが重要だと考えます。
「能力はどうやったら伸びるのか」、「子供を知育遊びに誘う働きかけ方(動かし方)」など、多くのお子さんに共通する「コツ」を意識して知育活動に取り組むー。そうすることで、忙しいパパママの知育活動をより効果的にできると考えています。
そこで、本記事では、私が経験してきた知育活動や考察をまとめてみました。初めて知育活動に取り組まれる方、本格的に知育活動を実施しようとお考えの方、参考になれば幸いです。話が長くなるものについては、参考となる記事にリンクしております。興味があれば、併せてご覧ください。
【パズルから幼児教室まで】幼児に適した知育内容を知ろう
知育とは
「知育」とは、問題解決に向けた「考える力」を養う、教育方法の呼称です。「知育」「徳育」「体育」という、「三育(さんいく)」という教育方法のひとつとされています。この教育方法は、イギリスの学者によって考案され、その考え方は、明治時代の日本に取り入れられました。現在は、幼児期に行う意味も含んでいるように思います。
そして、問題解決は、この「考える力」と同時に、やり遂げる集中力や忍耐力、ひらめきを促す直観力や想像力など、他の能力も必要になります。いわゆる「非認知能力」の養成も、知育活動で重視すべき能力といえるでしょう。
知育教材の種類
知能の育成である知育は、家庭における様々な題材を用いて取り組むことができます。「どうすれば吊るされたバナナを取れるのか」「どうすれば人が動くのか」「どうすればパズルが完成するのか」を題材とした知育は、家庭で実践可能です。
しかしながら、知能を多角的に刺激することが、より大きく知能を高めることを考慮すると、幼児期に適した教材を活用するのがおススメです。
その教材は世の中に多数存在するのですが、大別すると、次のようになります。
「知育系玩具」
積み木やジグソーパズル、タングラムやパターンブロックなどの、主に触ることができる具体物を指します。
「知育系プリント・ドリル」
紙面に問題が掲載された、知育系プリント・ドリルは、「くもん」や「学研」など、出版社によるものが多いです。また、思考系ドリルとして、「賢くなるパズル「天才脳ドリル」など、より専門性の高いもの、総合知育プリント教材「すくすくどんどん」などが挙げられます。
●「幼児教室・ワークショップ」
「めばえ教室」「こぐま会」「ピグマリオン」「七田」など、教室・通信形態による知育サービスです。習い事としてのニュアンスが強い「くもん式」、学校教育と連動する「ポピー」なども挙げられます。
【知育効果アップ!】幼児に適した働きかけ方を知ろう
子供の能力向上には、教材と同時に、子供に取り組んでもらうための「働きかけ方」が重要です。子供が「考える」ことを拒絶してしまったら、知育活動になりません。そのため、子供をうまく乗せて、習慣づけることが必要です。そして、このやり方は、子供の個性をみながら、各家庭のやり方で行いましょう。
たとえば、最近、私が子供を知育活動に誘い、習慣づけた方法は、次のようなもの。
一日の計画を子供自身で立ててもらい遂行してもらう
計画と聞くとなにやら凄いイメージを持つかもしれませんが、その背景は、ただ子供自身が思うように進めてよいという、承認をする意味合いがあります。といっても、知育に取り組まないという選択は無しにしてもらいます。
もちろん、「自分が言ったことは守る」という、ルールの大事さは教える必要があります。習慣づけの真っ最中の折、そして子供が嫌がっていた時は、主にこの方法で知育活動がスタートしていました。
子供が好きな教材を混ぜ込みます
知育活動も、前述のとおり、パズルや音読、プリントなど、様々な方法があります。人間だもの、眠くて乗らない時もあれば、嫌いな知育教材だってあります。
「(子供が好きなぬいぐるみ)○○ちゃんに、どうやってやるといいか教えてあげようよ」など、その時々の、ぬいぐるみ子供が好きな遊びを媒介として、取り組みのテンションをあげてゆきます。都度、手を変え品を変えやります。
「サルがいたずらするお話つくろうよ」という働きかけでの、英会話:(
「できないよー」と私が言い、手伝ってもらいたい雰囲気丸出しで誘うGEOMAG:(
働きかけ方は、まさしく「子供を動かす方法」でもあり、このコツを体得し、日常生活の中で実践することが重要です。
その「働きかけ方のコツ」は、多くの事例を見て、ご自身のお子様が乗ってくる方法を提示しながら掴んでゆけると思います。子供の主体性を尊重する、約束を守らせる、子供の興味を引き出すなど、どのようなトリガーを使うとご自身のお子さんに効くか、チェックしてゆきましょう。
私の場合、そのコツの体得は、「ニキーチンの知育遊び」という書籍に触れて何となくわかってきました。
その本に、「積木遊びをやろうよ」と働きかけるよりも、「面白い積み木を創ったんだ、みせてあげようか」と働きかけたほうが、子供の好奇心に響き、その後も継続して遊んでいたという事例があります。
また、書中では、「知育玩具が何か特別に良いものにみせるような提示」、「目につくが雑然としていないところに玩具を置く」ことが、「効く」と提案しています。(知育参考書「ニキーチンの知育遊び」を参照)。
【家庭でできる知育活動】幼児の生活リズムに合わせよう
子供が集中して知育作業に取り組めるような、家庭での環境づくりは重要です。
1日のうち一定時間、できれば毎日、知育活動に取り組むことができれば、忙しい家庭でも知育効果を高めることができます。子供がやりたい遊びは、知育時間以外に好きにやりますので、メリハリもつきます。
また、子供が幼稚園に通うようになったりすると、子供の生活リズムが変化します。伴い、知育活動の内容や、知育活動を実施する時間帯も変化することでしょう。いずれの場合も、子供が集中・継続できる知育活動を、子供の生活リズムに沿って創ることが重要です。
私が、我が子が2歳・3歳の時に実践していた知育のポイントをまとめました。併せてご覧いただき、何かしらの参考となれば幸いです。
家庭内知育で「考える力」と「非認知能力」を向上させよう(まとめ)
知育活動をすすめる際には、闇雲に適当にやるよりも、「知育教材」「働きかけ方」「取り組む環境」を適切に組み合わせると、継続でき、効果が高まることを実感しています。また、知育活動は、「考える力」ばかりではなく、「やりとげる力」や「想像する力」を養成できる格好の活動です。様々な知育活動を通して、多角的な能力向上につなげましょう。
- 「選択した知育教材でどのような能力を向上させるのか」を意識してみましょう。苦手とする教材にもチャレンジさせることで、教材自体がもたらう効果と、忍耐力などの非認知能力向上も期待できます。
- 「知育教材をどのように働きかけるのか」を意識し、働きかけ方の引き出しと、コツをつかみ取りましょう。そのまま、わが子の(個性の)理解にもつながることでしょう。
- 「知育活動を進める環境とスケジュール」は、知育効果を高めるうえで、考えなければならない要素です。1日の中だけでなく、進級時などの大きな変化のなかで、「子供の生活リズムに合う」提示を心がけたいところです。
- 家庭の事情、知育の目的に照らし、継続できる知育活動を進めましょう。継続は力なり。知育活動を継続すれば、考える力が育まれることでしょう。
【最後に】
私が、約3年前、知育活動に目覚める切っ掛けとなった本が下記になります。知育、幼児教育の専門書でなくとも、知育に役立つ本は数多くあります。皆さんも、お時間のある時に探し紐解いてみると、面白いかもしれません。