みなさま、こんにちは。長介です。
いかがお過ごしでしょうか。
社会が激変している最中でも、将来、おちびちゃん達が活躍できるよう、粛々と子供の教育に取り組んで参りましょう。
さて、節目を迎えると、そろそろ家庭でも、知育や教育を始めてみようと思う方も多いのではないでしょうか。
私も、子供が4歳になった頃合いから、ドリルを活用した知育を開始しました。そして、約1年間が経った現在、既にその効果を感じています。プリント形式なので親が提示・管理しやすく、継続しやすいのも良いですね。
そんなドリルワークですが、時には嫌がったり、飽きてしまったりと、わかりやすく反応を示してくれます。そんな時は、ドリルの難易度を調整する、すなわち子供の現状に適したステップを提示することが、とても大事だと思います。
だからこそ、子供への提示ドリルを購入前に把握したいと思うのですが、いかんせんドリルの種類が多すぎます:)
そこで、今回は、「思考力アップ」につながる「パズル系ドリル」に焦点をあて、ご紹介したいと思います。
幼児期に「思考する」することを促す、このパズル系ドリル。続けることで、思考力だけでなく、集中力、想像力、忍耐力など、様々な能力の成長を日々実感できます。
なお、ご紹介するドリルはすべて、私が子供と一緒に取り組み、効果があったと実感するものだけを厳選しています。ご興味があれば、併せてご覧いただければと思います。
縁あって、当サイトにこられた方の一助となれば幸いです。
- 【4歳・5歳以降向け】初めて思考系ドリルをはじめるなら「新はじめてなぞぺー」
- 【4歳・5歳向け】定番パズルをまとめてチェックしたいなら「考える力がどんどん伸びる!算数脳パズル」
- 【5歳以降向け】線を引くだけじゃない!思考力を伸ばす迷路なら「迷路なぞぺー」
- 【5歳以降向け】少し難しいと感じる時期に取り組みたい「賢くなるパズル入門編1」
- 【5歳以降向け】縦・横・枠内に異なる数をいれるパズルなら「数字ブロック初級」
- 【5歳以降向け】「賢くなるパズル入門編1」のあとに取り組むなら「賢くなるパズル入門編2」
- 【5歳以降向け】パズル「ビルディング」が良くわかる!「天才脳ドリル 仮説思考(入門・教具付き)」
- 【5歳以降向け】もっとパズルに触れて思考力を高めたい!それなら「天才脳ドリル 仮説思考(初級)」
- 【5歳以降向け】前シリーズ「入門編」のステップアップは、「賢くなるパズル基礎編1・2」がおすすめ
- 【5歳以降向け】10までの「足し算」になれてきたら、「賢くなるパズル たし算初級」にチャレンジ!
【4歳・5歳以降向け】初めて思考系ドリルをはじめるなら「新はじめてなぞぺー」
「新はじめてなぞぺー」に取り組んだ感想
- 「なぞぺー」シリーズは、幼児から小学生向けの教育サービスを展開する、花まる学習会発刊のドリル。そのなかで、思考系ドリルに初めて取り組む方向けのドリルが、「新はじめてなぞぺー」です。図形・迷路・法則などの知育系問題、思考を促すオリジナル問題などを幅広く掲載しています。
- 本書の対象年齢は、年中から小学1年生です。4歳児・5歳児でも無理なく取り組めるでしょう。
- 思考力が幅広く伸びるような問題を掲載。本書を入り口として、他の思考系ドリルへとステップアップしてゆけるでしょう。
【4歳・5歳向け】定番パズルをまとめてチェックしたいなら「考える力がどんどん伸びる!算数脳パズル」
「考える力がどんどん伸びる!算数脳パズル」を利用した感想
- 本ドリルは、ドリル「なぞぺーシリーズ」の著者が監修。定番といわれる、8種類の思考系パズル、全194問にチャレンジできます。各パズルのルールは、わかりやすくイラスト化されています。
- 本書の対象年齢は、小学1年生・2年生・3年生です。私の所感では、本書序盤の問題は比較的易しいため、4歳・5歳からでも取り組めるでしょう。
- 各パズルのルール説明が丁寧で、パズル問題に取り組むことで、無理なくパズルに慣れてゆくことができるでしょう。他の思考系ドリルで難航した場合は、本書の利用を検討してみると良いでしょう。
【5歳以降向け】線を引くだけじゃない!思考力を伸ばす迷路なら「迷路なぞぺー」
「迷路なぞぺー」を利用した感想
- 「迷路なぞぺー」は、「なぞぺーシリーズ」の迷路特化ドリル。「沼を1回だけ通れる」「階段を上り下りしてゴールを目指す」など、問題ごとの条件に沿ってゴールを目指します。
- 本書の対象年齢は、5歳から小学3年生です。「通るとビリビリする(笑)」、「毒の沼地はくさいけど、4マスまでなら耐えられる(笑)」など、問題ごとの条件を理解できることが、ドリル開始の前提となります。
- お子さんが、「線を引くだけの迷路に飽きてしまった」「もっと遊び要素のあるプリントをやりたい」というような環境ならば、本書が刺激となるかもしれません。
【5歳以降向け】少し難しいと感じる時期に取り組みたい「賢くなるパズル入門編1」
「賢くなるパズル入門編1」を利用した感想
- 「賢くなるパズル」シリーズは、中学受験で著しい実績を持つ「宮本算数教室」の代表が著作。たし算、引き算や、入門編・基礎編など、テーマ毎や難易度別に、数多く発刊されています。そのうち、「賢くなるパズル(入門編1)」では、6種類の定番パズル・34問に取り組めます。
- 本書の対象年齢は、小学生全学年です。所感として、4歳・5歳の子供が取り組む場合、ルール理解に戸惑うパズルがあるかもしれません。その場合は、前述の「考える力がどんどん伸びる!算数脳パズル」を検討するのもよいでしょう。
【5歳以降向け】縦・横・枠内に異なる数をいれるパズルなら「数字ブロック初級」
「賢くなるパズル数字ブロック初級」を利用した感想
- ドリル「賢くなるパズルシリーズ」は、同業界で著名な算数教室「宮本算数教室」の教材が、市販化されたもの。そのなかで、本ドリルは、「縦・横・枠の中に別々の数を入れる」という定番パズルに特化、計34問を掲載しています。
- 本書の対象年齢は、小学生全学年です。私の所感では、4歳児・5歳児のチャレンジも可能です。難航する場合は、より平易な問題が掲載されている「考える力がどんどん伸びる!算数脳パズル」を検討しましょう。
- 同じパズルテーマを、「賢くなるパズル入門編1・2」でも掲載しています。本ドリルの方が問題数は多いため、同テーマを使って思考力をもっと伸ばしたいとお考えの場合は、本ドリルの利用がおススメです。
【5歳以降向け】「賢くなるパズル入門編1」のあとに取り組むなら「賢くなるパズル入門編2」
「賢くなるパズル入門編2」を利用した感想
- 「賢くなるパズル(入門編2)」は、「入門編1」の次ステップとなるドリルです。定番の6種類のパズルテーマで、前シリーズより高い難易度の問題を計34問掲載。
- 本ドリルの対象年齢は、小学生全学年です。前ステップの入門編1をクリアした後ならば、違和感なく本ドリルを進めてゆけるでしょう。
次のステップ「基礎編」には、入門編で登場したパズルテーマは登場しません。こちらのドリルでお別れです。
【5歳以降向け】パズル「ビルディング」が良くわかる!「天才脳ドリル 仮説思考(入門・教具付き)」
天才脳ドリル・仮説思考入門・教具付きを使用した感想
- 「天才脳ドリル」シリーズは、算数メソッド「パズル道場」のノウハウがドリル化されたもの。そのシリーズのうち、「仮説思考・入門編(教具付き)」は、パズル「ビルディング」に対応した教具が付属しています。
- 本書の対象年齢は3歳から小学校低学年となっています。私の所感としては、3歳~5歳の子供が、「ビルディング」のルールを理解するのは困難です。しかし、本ドリル付属の教具を使い、段階的にドリルを進めてゆくことで、「ビルディング」のルールが理解できます。
(私は、このビルディングに取り組むだけに当該ドリルを購入)
- 他の「天才脳ドリルシリーズ」「賢くなるパズルシリーズ」でも、「ビルディング」問題が登場します。想像力を使う良いパズルだと思うので、ぜひチャレンジしたいパズルテーマです。
3歳からでも取り組める、簡単な知育系問題を掲載。
【5歳以降向け】もっとパズルに触れて思考力を高めたい!それなら「天才脳ドリル 仮説思考(初級)」
天才脳ドリル・仮説思考(初級)を使用した感想
- 「天才脳ドリル」シリーズは、算数メソッド「パズル道場」のノウハウがドリル化されたもの。そのシリーズ中、「仮説思考」という領域では、入門、初級、中級、上級という難易度別にドリルがあります。
- 本書の対象年齢は5歳から小学校低学年となっています。8種類のパズル問題が掲載されています。「あみだ」のような、他ではあまり見かけないパズル問題も登場。また、「賢くなるパズルシリーズ」にも登場する、定番パズルの問題も掲載されています。
- 「天才脳ドリル・仮説思考入門編」で登場する、「ビルディング」も、この初級編で登場。この「ビルディング」問題のルール理解が難しければ、「天才脳ドリル・仮説思考入門編(教具付き)」にて慣れることをおすすめします。
- なお、「天才脳ドリル」には、「空間把握」というシリーズもあります。この「空間把握」シリーズは、初級・中級・上級の3部構成。模写や、折り紙の切り口を推理する問題、積み木の数を数える問題など、知能や想像力を高める問題が多く取り上げられています。そちらも、おすすめのドリルです。
天才脳ドリル「空間把握」シリーズも、知能を刺激する問題を多く掲載。
これらは、実際に、幼児教室やパズル教室で使用されている教材がベースとなっています。思考力だけでなく、想像力や集中力などの非認知能力も同時に高められるため、ぜひチャレンジしたいところです。
【5歳以降向け】前シリーズ「入門編」のステップアップは、「賢くなるパズル基礎編1・2」がおすすめ
「賢くなるパズル基礎編1・2」を利用した感想
- 「賢くなるパズル(基礎編)」は、「入門編」の次ステップとなるドリルです。入門編同様に、基礎編1、基礎編2と、難易度別に2冊構成となっています。どちらのドリルも、定番の6種類のパズルテーマが登場。各34問のパズルが掲載されています。
- 本ドリルの対象年齢は、小学生全学年です。前ステップの入門編1をクリアした後ならば、ぜひチャレンジしたいドリルです。入門編とパズルテーマは異なりますが、他のドリルでも見受けられる、代表的なパズルテーマを取り扱っています。まずは、ルールに慣れるところからはじめましょう。
パズル問題に慣れていれば、5歳の低年齢でもチャレンジできるかもしれません。しかし、本来、「賢くなるパズル」シリーズは、焦ってやる類のパズル問題ではありません。子供がじっくりと考えられる時間を確保して、取り組みたいところです。
※賢くなるパズル基礎編は、基礎編1、基礎編2と、2部構成になっています。お買い求めの際は、ご留意ください。
【5歳以降向け】10までの「足し算」になれてきたら、「賢くなるパズル たし算初級」にチャレンジ!
「賢くなるパズル 計算ブロック たし算初級」の感想
- 「賢くなるパズル 計算ブロック たし算初級」は、初級・中級・上級の3部からなる、たし算とパズルをかけあわせたドリル。初級の掲載問題数は、35問。本ドリルの対象年齢は、小学生全学年です。
- 「たし算初級」の前半部分は、たし算ができれば解ける平易な問題を多く出題。中盤以降、3つの数の和を計算できないと解けない問題が多くなります。後半部分は、10を超える数の足し算が出題されています。
- 本書の対象年齢は、小学生全学年とされていますが、私の所感では、5歳児のチャレンジも可能です。ただし、10までの数が計算でき、3つの数を計算できることが前提となり、そのうえで、パズルに取り組むという格好。足し算のトレーニングは、別に設けておこなっておくとよいと思います。
いかがでしょうか。
こちらでご紹介したドリル以外にも、現在、子供に提示をして反応・効果を確かめています。今回は、思考系ドリルに焦点をあてましたが、国語系のドリルや、想像力に働きかけるドリルなど、それこそ多様なドリルがあります。
全てをこなす時間はありませんが、今後も引き続き取り組み、効果があって良いと確信したものに絞ってご紹介できればと思います。
皆さまの知育・教育活動の参考になれば幸いです。(続く)
【思考力アップ向けのパズルテーマとはどんなものか、はこちらにまとめております】
【4歳から小学生まで】思考力アップに効くおすすめパズル11選
【思考系ドリルの進め方について、気づいた点をこちらにまとめております】