おすすめの知育ツール

幼児のドリル・ワークは何が良い?取り組んでみた「すくすくどんどん」

 

皆さん、こんにちは。長介です。

いきなり語る長介(ちょうすけ)
いきなり語る長介(ちょうすけ)
あんなに沢山あった若い頃の時間。今はまったく足りない。だから、同時に色々なことを進めなくてはいけない。取捨選択、優先順位付けが重要だ。まさに、両立できる計画とスキマ時間の使い方が問われている。….どう、思います?

子供が幼稚園に入園する当時は、「朝の時間帯に見合うドリル・プリント教材」を探していました。子供の動きに合わせると、思考系のパズルなどを朝の時間帯に行うことが難しくなったためです。

今でこそ、思考系ドリルに取り組んでいますが、当時は、「プリント」といえば、「くもん」が発刊している迷路のドリルは取り組んできたた程度。他のプリント類にはほとんど取り組んできませんでした。その必要性がないと思っていたためです。

しかし、4歳が見えてきた子供の成長に合わせて、何か良いプリントはないかと探し、結果半年ほど取り組んできたプリント・ワークがあります。

今回は、そのプリント・ワークの役割と、取り組んだ「すくすくどんどん」の体験をご紹介したいと思います。

幼児期のプリントワークをどのように位置づけるか

3歳から4歳の子供にとって、「プリント」が楽しいものになる条件には、どんなものがあるでしょうか。

まぎれもなく、幼児がプリントを好きになる条件には、「できる」「ほめられる」にあります。そして、得られた達成感、肯定感、満足感が、プリントワークの継続を後押しします。子供が興味のあるテーマでのプリントワークならば、なおさらプリントワークが好きになるでしょう。

一方で、3歳児でプリントワークを選ぶ際は、特に気をつけたい点があります。幼児の「できる」を阻む、如何ともしがたいハードルがあるのです。それが、プリントワークに取り組むための「ルールの理解」です。

このことは、対象年齢どおりにプリントワークを進める場合は、あてはまらないかもしれません。しかし、子供の飛躍的な成長に合わせて、適した難易度のプリントワークを設定しようとすると、このルール理解でつまずくことがあるでしょう。

そのため、プリントワーク然り、具体物パズル然りなのですが、はじめて取り組む場合は、ルールが平易なものが好ましいのです。

すると、「できる」「ほめられる」のループに乗せることができ、その先にあるステップへとつないでゆくことができるでしょう。

【その先のステップとしては、次のようなものがあります】

【幼児から小学生向け】知っておきたい!思考系ドリルの進め方ひとくちにドリルといっても、「ひらがな」「かず」などの反復系のドリルと、思考系のドリルは、その内容が大きく違います。ゆえに、ドリルを選択する際に気をつけたいこと、進め方も異なります。目下、私が子供と取り組んでいる、思考系ドリルを進め方、選び方をご紹介いたします。...

プリントワークとして選んだ「すくすくどんどん」は、どんな教材?

「すくすくどんどん」とは

「すくすくどんどん」は、幼児期の潜在的能力を効果的に伸ばす、プリント形式の総合知能開発教材です。とくに、幼児の知能開発に必要とされる6つの分野に焦点をあてています。
その分野とは、「言語」「図形」「数・量」「記憶」「常識」「その他」。家庭で何度でも反復できるように、冊子(紙)のみならず、データ形式でも販売されています。何度も印刷して行うことを考えると、やはりデータ版(すくすくどんどん新作電子版シリーズ)がおすすめです。

何歳から取り組めるの?

2歳から5歳までを対象としたコースが充実しています。

「すくすくどんどん」は、年少(3歳)、年中(4歳)・年長(5歳)を対象に、基本シリーズと他のオプションシリーズ(もっと問題に取り組める)展開になっています。

また、「すくすくどんどんプレ編」という、シリーズがあり、そのシリーズは対象年齢が2~3歳となっています。

お子様の年齢に応じて選択できるようになっています。

プリント問題の難易度は?

うちの場合は、当時3歳半の子供が、3カ月で「すくすくどんどん」の年少版をひととおり終わらせることができました。といっても、数・文字の書き取りはすっ飛ばしています:D なぜなら、数やひらがなを書く訓練は、幼稚園で手ほどきしてくれると思っていたので。

(後日談ですが、それから半年くらいして、ひらがなを書く訓練などがないと判明。家庭でこの「すくすくどんどん(年少版)」の数・文字の書き取りを再度ひも解きましたとさ)

その年少版を終えた後は、年中版(4歳)も購入して取り組み始めました。

4歳向けのシリーズは、特に「かず」の分野が、当時の子供にとっては難しいようでした。「かずの合成」問題が出ていますが、そのトレーニングが足りていないので、確実に解答ができません。別途、具体物を使った「かず」のトレーニングを進め、このプリントで確認をすると良いでしょう。

「すくすくどんどん」を取り組んだ6カ月間の感想

「すくすくどんどん」の良いと思う点

 

多角的な刺激を与えられる問題構成

すくすくどんどんは、知育にしっかりと取り組みたい方のために向けたプリント教材。特に「かず」「図形」「ことば」など、多角的な観点の問題がそろっている点は、お受験も意識されているような構成となっています。「記憶」の訓練があり、(短期)記憶力の向上に取り組める点がユニークだと思います。

 

 他のプリント・ワークでは見られない難しさがあります

年少でも、5までの「かずの合成」問題が掲載されているなど、優しい類のプリントではないように思います。しかし、何を学習してゆくと良いかの指針となります。そして、その先にも、「すくすくどんどん」のオプションシリーズがあります。難しい問題や多くの問題に取り組めるので、その流れにのってステップアップが可能です。

 

データ形式で購入できるから、日常の知育活動が楽です

紙面形式のドリルやプリント集は、セットしてコピーをするという、割と面倒な作業が発生します。「すくすくどんどん」のデータ版(PDF版)を購入すれば、クリックで簡単に印刷できます。日々の提示準備が楽になると思います。

 

値段も良心的。セット購入でさらにお得。

ドリルの問題を見てみますと、総合系ドリルやテーマ別ドリルもひっくるめて、1Pで10円くらいの設定になっているように思います。すくすくどんどんの場合は、割引・セット価格の場合は、1Pあたり5円程度(もちろん解説を抜きます)どちらも、コピーやプリント代は考慮していませんが、比較としてこれだけの差があります。パフォーマンスは人それぞれにしても、コスト優位性はありそうです。

 

「すくすくどんどん」の足りないと思う点

 

プリントで、概念や仕組みを理解するのは難しい

プリント問題の解答を導き出すトレーニングは、別途自分でやるべきでしょう。そのため、「かず」「図形」などで、理解が足りない部分は、別のトレーニング方法の選択を検討してみましょう。

我が子には、幼児教室「ピグマリオン」の通信講座にて、「かず」のトレーニングに取り組んでもらっています。

【どうしてソレで能力が伸びるの?】理論を知って、子供に合う知育方針を創りましょう!教育理論・教育方法を理解していれば、提示物である教具を変えたり、提示方法を変えたりすることで、本来の効果を期待できることができます。知育玩具・教具そのもののやり方が、わが子に合わない場合は、積極的に、理論をベースにした他のやり方を試してみましょう。...

 

 足りないと感じるテーマは、他のプリント教材で補いましょう。

うちの場合は、2歳ごろから迷路に取り組んできたため、すくすくどんどんの作業のなかに登場する迷路ではものたりません。そのような、「できるテーマ」は、別途、市販教材などを活用して、どんどんその能力を伸ばすような補強をするとよいと思います。

 

【まとめ】

 

「すくすくどんどん」は、広い知育テーマを扱う。反復・管理がしやすいプリントワークで、コストパフォーマンスが高い。

  • ただし、思考法を鍛えるためのトレーニングは、別の知育作業で行うことをおすすめしたいと思います。これは、同教材の品質によるものではなく、同プリントのコンセプトが、「思考法の反復」「暗記作業」に寄っているためです。
  • 多角的に知能に刺激を与えることができます。「記憶力」を高めるテーマを、厚くプリント化しているのは、特徴的といえるでしょう。
  • 本シリーズの知育テーマ「かず」は、難易度が高めです。
  • 先々のステップアップが可能な、オプションシリーズが充実しています。取り組みたいテーマがシリーズにない場合は、別途購入を検討しましょう。
  • 日常的に知育活動の準備をするのは、意外に大変なものです。デジタルデータとして、PCなどの端末にストックし、手軽にプリントできるのはありがたいです。

いかがでしたでしょうか。

長介は、これまで必要性も感じず、プリントによる知能育成に取り組んできませんでした。しかし、子どもの成長や生活リズムの変化に沿う知育を考えると、プリントワークは有効と感じています。

「そろそろプリントやドリルを始めてみようか」とお考えの方、検討されてみてはいかがでしょうか。

引き続き、知育活動を頑張ってまいりましょう。

ABOUT ME
アバター
長介(ちょうすけ)
教育企業、外資系企業、サラリーマン、個人事業主を経験。子育てで消耗中、でも頑張れる。とにかく時間が欲しい。
こちらの記事はいかがでしょう