みなさん、こんにちは。長介です。
いかがお過ごしですか。
さて、私といえば、子供が5歳になったこともあり、5歳以降の「国語教育」を検討しています。
そのさなか、先生や他の親御さんへのアンケートを実施し、国語教育の「どのあたり」が肝になってくるのか、難易度が高いのかを調べてみました。
そして、これらを参考にしつつ、今後、子供の様子をみながら、家庭で取り組める国語教育をスタートさせたいと思います。
なお、アンケート結果は下記に掲載しておりますので、ご興味のある方は合わせてご覧いただければと思います。
お子さんの、先々の国語学習に課題を感じられている方、一緒に考えてゆければ幸いです。(続く)
子供が「国語」を苦手とするポイントはどこなのか
国語教育は、大きく、ひらがな・漢字などの「文字・語彙」、文を読むための「読解(読み解く)」、話の内容を理解する「解釈(内容理解)」、そして「発信(口頭・作文などで意見を言う)」にわけられるようです。
そのうち、国語の先生へのアンケートでは、多くの子供が、「読解」と「解釈」が苦手と感じ取っているそうです。
この「読解」と「解釈」は、「読解」として一括りにされるほど密接です。そして、どちらかの知識・能力が不足していると、適切に話を理解することができません。国語以外の科目はおろか、子供の社会活動にも影響する、とても重要な能力です。
一方、絵本などを通じて「言葉」に慣れ親しんできた子供は、「読解」「解釈」が不得意という声は少ない結果となりました。むしろ、「漢字」の書き取りなど、単純な反復作業を嫌がる傾向が見受けられます。
【5歳からの国語教育】家庭内で次の取り組みを開始
さて、そのような、国語教育の傾向を踏まえ、我が子には「書く」ことを中心とした国語教育を計画しています。
この「書く」トレーニングは、4歳の頃から「絵日記」を中心に取り組んできています。しかし、この取り組みの主眼は、書くことに「慣れる」ためのもの。
今後は、さらにステップアップし、「文の仕組み」「話のつながり」を意識して「書く」トレーニングを、少しずつ進めようと考えています。
大事とされる「読解力」「解釈力」については、話を理解するうえでの基礎的な部分は育ってきているように思います。これは、絵本の読み聞かせによるものと思いますが、それはこれまで通り行うとして、違うアプローチで「ことば」に対する理解を促したいと思っています。
なぜなら、当たり前ではあるのですが、「相手にどうやったら良く伝わるか」という意識はほとんどないので、返答が適切でないこともあります。そこで、伝えるための方法を、形に残る「書く」という方法で、少しずつトレーニングしてみようというわけでした。
文を書くことで発信の形をつかむ
この「書く」ことをトレーニングの軸にする理由は、教えやすいということだけではありません。子供が「書く」ことが嫌いではないことが理由のひとつ。そして、もう一つは、早いタイミングから、「書く」ことは「ものづくり」と同義であり、とても楽しいものだと伝えたいからです。
そして、その興味・関心をキッカケに、人や自分が楽しむためには、文や話のどこを工夫すればいいかなど、文の仕組み(文法)や構成の視点を持ってほしい狙いがあります。
そういう意味では、絵日記は、自由な切り口で、話と絵で表現できる、すばらしいワーク。しかし、我が子の場合、ほぼ「絵」しか書かない、されど、それはそれで尊重したい。また、この絵日記は、幼稚園から要請された、2~3日に一回程度書く日課。国語の指導をするのもいかがなものかということもあるので、別途「書く」トレーニングも準備します。
そこで、以前から子供が好きな「ストーリーキューブ」を使い、「お話づくり」を口頭でなく書くことを、定期トレーニングにしようと考えています。これは、想像力も刺激できて◎。
このストーリーキューブは、イラストが描かれたキューブを振り、そのキューブに描かれたイラストを並べ、自由にお話を作ることができる玩具です。既に絵が描かれているツールを利用するので、書くことに集中できます。
少し取り組んでみて感じたのですが、このストーリーキューブを作文指導に活かす場合は、教えたいテーマに応じて、キューブの個数を調整すると良いと思います。たとえば、たとえば、「だから」「しかし」などの接続詞を教えたい場合は、3つほどのキューブがあれば十分です。より多く話を作ってもらって、指導の題材としたほうが効果的だろうというわけですね。さて、どうなることやら。
発信が苦手、作文が苦手なお子さんは多いようです。
書くことに抵抗のない我が子も、書きたがらないときも、もちろんあります。
やはり大事なことは、「子供が何を書きたいのかを知り、書いたものをほめちぎる」ことなんだろうと思います。つまり、子供が継続できるやり方を選び、行うことが大事です。
我が子の場合は、お話を作ることが好きだったため、それを文にするワークとなっていますが、キャラクターや絵などをきっかけに、その感想を書いてもらうのも良いと思います。お子さんが楽しいと思うことを文にする、そしてその文にすることを楽しいと思わせられれば、良いわけですね。そして、継続につながれば、より良くするための探求につなげ、総じて言語能力がアップすることでしょう。
ぜひ、お子さんが好きな「対象」を、文にする工夫をし、褒めてあげつつ、こうするとより良いという格好でアドバイスをあげると良いのでは、と思います(検証中の身ですが)
【親子で理解】おさえておくべき文の仕組みを知る
書く、話すのどちらにおいても、「お話をより良く形にする」ためには、文の構造を知る必要があります。そこで、そのポイントを知るためには、その領域に焦点をあてたドリルを使うことが、日常での知育活動においては実践的です。良くまとまっていますし、日課として管理しやすいからです。
では、と「文の仕組み」をトレーニングできる教材を探してみると、多くの類似ドリルがあり迷います。しかし、私が見渡した所感からですが、構成や見せ方は各ドリルごとに異なりますが、習熟項目には大きな差がないように思います。ご自身が良いと思われるドリルを選択しましょう。
以上が、5歳の「こくご」教育として考えていることです。
文字による言語コミュニケーションは、「読みとく(読解)」→「自分で内容を把握する(解釈)」→「発信する」という流れがあり、それぞれに密接な相関関係があるようです。
そのため、総じて「国語力」をアップするためには、「読解力」「解釈力」「発信力」「語彙力(書き取り含む)」のように項目化し、その項目それぞれの習熟と、横のつながりを意識しながら学習方法を考えることが大事だと思われます。
私が取り組もうと思っているのは、この「発信」から「読解」や「解釈」への逆行で、より良い「発信」をするためには何が必要かというパーツへ帰ってゆく作業です。
この方法が良いと考える点は、「なぜそれを学習するのか」という全体像(目的)が見えることです。良い文とは何か、良い話とは何かの指標が見えることは、何をやっているかを知る上でも大事だと思います。
そして、自分が書いた話が「面白いか」「適切か」を、自分で体感として判断できる点が良いと思います。また、習熟により「学習効果」すなわち自分の成長を体感できることは、本人のモチベーションにつながることと思います。
いうは易しなのですが、取り組んでみようと思います。
さて、どうなることやら。続きます。(続く)
【下記記事もご参考になれば幸いです】