みなさん、こんにちは。長介です。
子供も5歳をすぎ、小学生になる時期が見えてきました。
小学生ともなると、子供の生活環境も大きく変わりますね。習い事や、その先の進学について考える時期でもあります。
私も、我が子の「これまで」と「これから」を考えてみました。
「これまで」は、細かい知識や、技術的なルールよりも、本質的な能力を伸ばすことに主眼を置くことを意識してきました。いわゆる「非認知能力」の養成です。
この未就学児童期は、存分に知育活動を行うことが大事と再認識しました。
「これから」については、小学校への進学が視野にあります。未就学児童期に培ってきたものを、小学校の教育と分担し、家庭でどのように伸ばすかが重要だと考えています。
実際、小学生の保護者の多くは、「学校教育だけでは修得が難しい学習テーマ」があると感じています。そのようなテーマは、やはり家庭で取り組む必要があるでしょう。
そこで、本ページでは、小学校以降で学習するテーマも含め、どのようなテーマを、どのような教材を使って学習すると良いのか、検証をしてゆきたいと思います。
なお、学校教育の現状については、以前に下記のようなアンケートを取りました。
また、これまで、家庭学習で、下記のような取り組みを行ってきました。
本ページに記載する教材は、これまで私が体験したもの、またこれから体験して検証するものも含んでいます。
家庭ごとに学習状況が異なるので、その状況と照らし合わせながら、家庭ごとに計画を詰める必要があるでしょう。
皆さんの、家庭での「算数学習」の参考になれば幸いです。
【5歳以上~小学生向け】「算数」教育をどのように取り組むか
現在の小学生向け算数教育を大別すると、主に「計算」「量」「図形」「数量関係(文章題)」があるようです。
「計算」は、主に四則演算、少数・分数を扱ったもの、「量」は、単位で表される計算です。「図形」は、平面から立体まで、様々な形に関連する学習です。数量関係は、文章や図を読み取る学習が主なようです。
多くの子どもにとって、未就学時期は、特に差し迫った課題があるわけではありません。そのため、子供の個性に応じて能力開発に自由に取り組めるのですが、小学校以降となると、義務教育がはじまります。そのため、現実的には、子供の能力養成と、小学校以降で取り組む学習テーマを紐づけることも多くなるでしょう。
これらの「算数」の学習には、人の様々な能力を伸ばすためのキッカケが多くあるように思います。学習を通じ、忍耐力、集中力、直感力、想像力(空間認知力)、思考力など、存分に磨かれるでしょう。
そのため、子供が取れる家庭学習時間のなかでも、算数にかかわる時間配分を多くしたいと思っています。
その取り組みにおいては、親の私たちが、私たちの常識から制限をかけることなく、「この子できそうだな」と思うなら、より高度な問題や概念の修得に時間を割くのも良いと思います。
特に、未就学児童期の場合は、数量感覚や図形認識力が育つような具体パズルに取り組むと、後々の幅広い「学習」に活かせる効果が得られると思います。すなわち、集中力、忍耐力といった非認知能力の養成にもつながりますし、一定時間集中して取り組むといった、子供の学習習慣も作られるでしょう。ぜひ取り組みたいところです。
【5歳以上~小学生向け】どのような教材・教具で「算数」教育をすすめるか
「算数」の学習には、子供が理解しやすい進み方(順番)があるようです。
たとえば、まずは「かず」の概念を身に着け、足し算、引き算と続き、それらの「かず」を「量」で表すための「単位」の学習に続ける、などです。
この時に大事なのは、概念の修得にじっくり時間をかける、わかりやすくするために、具体物を使って取り組むことです。
たとえば、「全部の数をいくつかにわける」という「割り算」の概念を、具体物を使うことで、「塊にわけると同時に、その塊が内包する数が幾つかがわかる」ことを体感できるでしょう。
このような「概念や仕組みの理解」は、机上でなくとも、生活の様々なところで取り組むことができます。そして、このようにして生活の中で学んだことは、忘れにくかったり、理解を固める材料のひとつになるでしょう。
どのように具体物を使って理解を促すかについては、各家庭で調べ探求したいところです。私も、現在、教具になりそうなものを身近なもので代用したり、創作したりしています。(有用かもしれないものがあれば、お伝えしたいと思います)
また、子供が成長してくれば、概念や説明をする際に、タブレットを使うことも良いかもしれません。私も、子供が成長してきたこともあり、「タブレット」を使ったサービスも検討しています。使えそうなものはどんどん使い、子供の概念修得から、その先の学習に活かせればと思います。
【5歳以上から小学生におススメ】実際に取り組んでおススメしたい「算数」教材は
5歳以降になると、具体パズルのみならず、プリント・ドリルなど、様々な媒介を活用することができるでしょう。私が、すでに導入して様子を見ているのは、次のような教材です。
小学生の算数【計算領域】
1桁から3桁までの足し算、引き算を中心に、簡単な掛け算・割り算を掲載。また、それらが、虫食い、ひっ算などの様式で出題されます。スキマ時間を使った、毎日のトレーニングとして進めたいと思っています。
小学生の算数【図形領域】
以前に、勢い勇んで購入した思考系ドリルがあるので、それらを継続して進めます。進め方は、一冊すべての問題を終わらせるのではなく、できる問題はどんどん進めている方法です。触れられなかった問題は、後日、少しずつ進める予定です。
こちらの上級ドリルには、まだ取り組みが難しそうな問題が掲載されています。ですが、中級とルールが同じあるため、次のステップとして徐々に提示をしたいと思います。
「ニキーチンの(みんなの)積み木」は、ニキーチン氏が考案した、知育トレーニングのひとつ。書籍「ニキーチンの知育遊び」に、パズル本体の創作方法や遊び方、問題が記載されています。ニキーチンを初見の方は、下記の記事もあわせてご覧いただければと思います。
小学生の算数【思考力の育成】
そもそも、みなさんは「推理問題」についてどのようにお考えですか。
私は、書店などでドリルを選んでいるとき、「我が子にこんな難解な問題が解ける日がくるのかな」と思っていました。私自身が、なんとなしに、嫌悪感を持っているのでしょう。
しかし、このような推理問題も、子供が慣れてくれば、苦手意識もなくなるだろうと再考。先述のドリル「賢くなるたんていパズル(やさしい)」への取り組みを始めました。
そして、しばらく取り組み気づいたことは、「推理問題」を解くためには「ひらめく力(直感力)」と「思考力」が不可欠だということ。
そのため、この「直感力」を鍛えるということを、今後、重視したいと思っています。
というのも、私は、これまで、「想像力」と「直感力」は隣接しているから、想像力を伸ばせば直感力も紐づいて伸びると思っていました。しかし、それだけでは、瞬発性のある「直感力」を鍛えることはできないように思います。
では、瞬発性がありイメージ・思考する問いには何があるかと考えた結果、「なぞなぞ」や「なぞとき」、「しりとり」などに関心をもちはじめました。
また、そのようなカテゴリーで調べているうちに、面白そうな「なぞときゲーム」も発見しました。
「名探偵コナンゼミ ナゾトキ」というのですが、WEB上の無料体験版に触れたかぎり、無理なく取り組むことができ、好印象でした。
また、難易度別に、コースを自分で選択できること、アニメーションと連動して子供を引き込む工夫がされていることが良い点だと思います。
ただ、本サービスが小学生以上の対象のため、アニメーションや設問に出てくるボキャブラリーに、我が子が追い付かないのが難点でした。まあ、そのための対象年齢なので、それは仕方のないことなのですが、もし対象年齢よりも低いお子さんがチャレンジしようとする場合は、取り組み方を工夫すると良いかもしれません。うちは、現在取り組んでいるドリルが一巡したときに、再検討したいと思います。
なお、PCやスマホから、無料で体験版を触れるので、気になる方はいちど下記のリンクからご覧いただければと思います。
いかがでしょうか。
小学生になると学校教育がはじまります。
そのため、今後も、スキマ時間の活用や、疲れている時でも進められる学習セットなど、持続性のある取り組み方を準備したいところです。
などど色々と試しているうちに、我が子も5歳半ばに。
今後も検証し、気づいた点はまた追記してゆきます。
皆さまの、未就学時以降の学習計画において、参考の一助となれば幸いです。
(続く)