みなさん、こんにちは。
「ハイ、パパ吹いて」。風邪気味の子供に差し出されたラッパを吹きました。
子供の満足と体調不良を手に入れた長介です。
さて、みなさんは、ニキーチンの積み木、またはニキーチンという名称を聞いたことがありますか?
知育にご興味のある方なら、ご存知の方も多いと思いますが、お店の玩具コーナーで見かけたこともなく、パパママで知っている人も少数なのではと思います。
そこで、ぜひこのニキーチンの積み木を知っていてほしいのです。
なぜなら、このニキーチンの積み木は、
低年齢から図形感覚を伸ばすのに適している玩具
他の図形を伸ばす系玩具に比べて模様が多く、より頭を鍛える効果がある
と、体感しているためです。
ウチでは、2歳から3歳の約1年間、このニキーチンの積み木のうち、「ニキーチンの模様あそび」を日課としました。そして、用意したパターンカードを何巡かした、満3歳ごろには、難易度高めの問題も初見で正解できるようになりました。図形・模様認識が大いに飛躍したと思います。
このニキーチンの積み木という呼び方は、いわゆる総称であり、その積み木あそびの中に、代表的な「模様あそび」「ユニキューブ」「みんなの積み木」が含まれます。
とても良い知育玩具だと思うのですが、市販で購入するとなると、安くはありません。そのため、ぜひこの機会に、教具の自作に取り組んでほしいと思うのです。
2歳から3歳の幼児に向けた知育玩具を探している方、長くツカエル知育玩具を探されている方の一助となれば幸いです。
「ニキーチンの積み木」の教具を自作するには?
まずは、教本となる「ニキーチンの知育遊び」を購入しましょう。
[jin-yohaku5]この本は、ロシア人教育家・ニキーチン氏の考案したパズルを遊ぶための、ガイドブックです。他のWEBサイトでも、「ニキーチンの積み木」の制作法や遊び方が紹介されていますので、この本がなければニキーチンの積み木ができないというわけではありません。しかし、この本は、ニキーチンの他パズルの遊び方にも言及していますので、一冊持っておいて損はないと思います。
ニキーチンの積み木で遊ぶには「教具」と「パターンカード」が必要
次に、「ニキーチンの積み木」教具を制作しましょう。市販物は、決して安くありませんので、お時間がない方でもスキマ時間を使い、創ってみることをおすすめしたいと思います。DIYに慣れていない方も、キューブ型の木材に、絵具で色を塗るだけなので、簡単にできます。ただ、少し時間がかかると思うので、少しずつ創ることをおすすめします。
このような、立方体の面に色を塗り、全部で16個つくれば完成です。
「ニキーチンの模様づくり」では、最大で16個のブロックを使います。
「ニキーチンの積み木」を創るために必要なもの
さて、「ニキーチンの積み木」を制作するために必要なモノをご紹介いたします。手に入りにくいようなモノは特にありません。ここでは、「模様づくり」教具の作成に沿ってご紹介します。
① 立方体ブロック40×40×40(mm)を16個
なお、左側は、通販で購入した、立方体ブロック 40×40×40(mm)。良い仕上がりにしたい場合は、均一の大きさで、面取り・研磨済みのブロックを買うと良いと思います。通販サイトでも購入できます。
なお、右側は、100均で購入した立方体ブロック 40×40×40(mm)です。大きさにバラツキがあったり、中には欠けていたりするものもあります。でも、8個で100円だったりするので、多めに買って、大きさや品質が均一になるよう選別すると良いと思います。
② 絵の具:青・白・赤・黄色の4色
子供が低年齢のときは、バターミルク系の絵具など、なめても安心なタイプを選択すると良いでしょう。満3歳ごろなら、おそらく舐めたり噛んだりしないと思いますので、お手持ちの絵の具も使用できると思います。※自己判断・自己責任で御願いします。
ニキーチンの積み木の他パズルである「ユニキューブ」は、青・赤・黄の三原色で制作が可能です。また、「みんなの積み木」の教具制作する場合には、青・赤・黄といった三原色と、白・黒を加えた5色があれば、混ぜ合わることで制作可能です。
とはいえ、絵具は無駄になりませんので、教具に制作な色を、単色で、準備しても良いですね。
③ 水溶性ニス
より仕上げをキレイにしたい場合は、子供がなめたとしても安全度の高いニスを選択すると良いと思います。※自己判断・自己責任で御願いします。
④ パレット・筆
色の境目部分の着色などで、微修正をする必要が出てきます。また、中くらいの大きさの筆があると、単色で塗る面の作業が捗ります。
④ マスキングテープ
100均で見つからない場合も、ホームセンターで安く購入できます。
④ 作業の下敷き用の紙
では、ニキーチンの積み木「模様づくり」を手作りしてみましょう
① 塗りたくない部分、はみ出したくない部分を、マスキングテープで隠しましょう。
作業効率を考えて、マスキングテープを貼る場所と塗る色を決定しましょう。たとえば、上記のように3面にテープを貼り、そして黄色と赤の2色を塗ります。
② 単色部分と三角形部分を塗ってみました。
どの部分にどの色を塗るかは、上記の「ニキーチンの知育遊び」に記載されています。進め方として、塗り始めた面×16個分を一気に進めると、メンタル的に後が楽です(笑)
恐らく、一度だけでは上手く面に塗れないかもしれません。はみ出してしまったところは、あとで着色し直せますので、細かいところは気にせず塗ってゆきましょう!
③ 塗り終わったら、乾くまで、待ちましょう。
作業環境によりますが、部屋のなかでも、1時間もあれば乾くと思います。
④ 乾いたら、他の面にもマスキングテープを貼り、違う色を塗りましょう。
⑤ はみ出した色を修正し、見栄えを良くしましょう。
細い筆で、あるべき色をちょいちょいと塗り重ねましょう。
⑥ お好みで、完全に乾いてから、ニスを塗りましょう。
より見栄えが良くなります。
完成です。お疲れ様です!!
・・・・16個目を塗り終えるころには、最初に塗ったキューブが乾いてきていると思いますが、一度にやると大変です。数日をかけて、スキマ時間に少しずつ進めるのがおススメです。
ニキーチンの積み木の問題「パターンカード」を準備しましょう
さて、こちらでは「ニキーチンの積み木」向けの問題となる、「パターンカード」の作成方法をご紹介します。
このパターンカードも市販されてはいますが、簡単に自作できます。今後のステップアップも考えて、ご自分で作れるようにしておくと良いと思います。
PCを使ったパターンカード作成方法
WindowsやMacのPCを購入された際に、ペイントソフトが付属されていると思います。また、Googleの無料ソフトもオンライン上で使えると思いますので、必要なパターンカードを、自分で作成してプリントし、提示しましょう。
作成するパターンカードの模様(問題例)は、書籍「ニキーチンの知育遊び」に掲示されています。もちろん、上記のようなペイントソフトを使えば、模様をご自身で考案したオリジナル問題も、簡単に作れます。
さらに、こちらのパターンカード作成方法も検討してはいかがでしょうか。
紙と色鉛筆を使ったパターンカード作成方法
私は、もっぱらPCで作成をしますが、紙に書いて、色を塗る方法も簡単です。あらかじめフォーマットを描いたものを原紙とし、そのコピーに線を引いたり色鉛筆で塗り、問題を作成することができます。
・「ニキーチンの積み木」の創作作業を一気にやると、なかなか大変です。私は、スキマ時間を活用しながら、少しずつ進めました。
・品質にこだわって材料を購入すると、なかなか高くつきます。しかし、購入した材料は、他の工作にも使えるなど、無駄になりません。今後、ニキーチンの積み木「みんなの積み木」でも活用できるでしょう。
・このニキーチンの積み木は、ブロックも、パターンカードも、少し頑張れば制作することができます。パターンカードの制作においては、ステップアップにつれて、パターンカードの種類がもっと必要になると思います。自作できる環境を整えると良いでしょう。
「最後に」
ニキーチン氏が考案した玩具は、ほかにも自作が可能です。
「ニキーチンの積み木」の模様づくりは何歳から取り組めるの?そのほかにおススメの玩具は?をまとめました。
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