みなさん、こんにちは。長介です。
いかがお過ごしでしょうか。
さて、私はといえば、最近見聞きしたことのひとつに、「私立・国立小学校への志願者数増加」があります。
社会情勢の変化が理由のようですが、うちも左様であり、現在、私立小学校の受験を視野にいれています。
そこで、今回は、その小学校受験に向け、子どもが数か月前より通いだしている幼児教室のこと、受験に向けた学習についてなど、思いつくままに、ゆるく書いてみたいと思います。
なお、小学校受験の対策につきましては、下記にまとめています。ご興味のある方は、ぜひご覧ください。


なお、既に教室に通われるなどして、受験に向け学習をされている方は、教室を信じて初志貫徹されることをおススメします。
これから私立・国立の小学校受験を検討される方、知育に取り組もうとお考えの方は、「こういう考え方もあるのか」などと、ご覧いただければ幸いです。
(続く)
なぜ私立・国立の小学校受験を考えるのか
私立・国立小学校の入学を検討するということは、学区内の小学校に通学しない検討ということですが、この選択には、家庭ごとに様々な背景があります。
たとえば、大学の系列・系属の小学校から、エスカレーター式での進学を希望する場合。
子供により良い教育、専門的な教育を受けさせたいという場合。
学区内の小学校の雰囲気が良くないなどの理由で、校風が子供によりマッチするところを探したいケースもあるでしょう。
すでに兄姉が通っていて、同じ小学校に通わせたい家庭もあるでしょう。
うちの場合は、校風がマッチする学校選びと、「あずかり」サービスがある学校を選びたいというのが、理由です。
昨今、公立小学校と「学童保育」を利用する選択は、学童保育が預かれる人数や時間制限が厳しいと聞きますし、されとて民間の学童を利用する際は費用もそれなりにかかりますし。
一方、私立小学校内でも、通常授業終了後に、習い事ができるサービスや、あずかりサービスも設置する動きが増えています。
そこで、共働き家庭にとって融通が利きやすい、私立小学校のほうが良いのではという考えに至ったのでした。
そのような理由なので、志望はあれど絶対目標があるわけでもなく、どちらかというと、ゆるい雰囲気で受験を視野に入れています。
このように、家庭ごとに様々な理由があるため、家庭ごとにどのような学校を志望するかも、また様々です。
【通学可能エリア内の私立小学校】どのように選ぶか
次に、どのように私立小学校を選ぶとよいのか、その方向性を考えてみたいと思います。
まず、通学が可能なエリアに私立小学校があるかが大前提となるでしょう。
一般的ではないように思うので、ここでは考え方からはずしますが、なかには、通学可能エリアに引っ越すなどの対策を取る家庭もあるようです(すごい情熱と行動力です)。
この通学可能エリアから考えると、いくつかの私立・国立小学校がピックアップできる場合、そのなかから志望を選択することになるでしょう。
私立小学校は、その数だけ、それぞれに特徴があります。そのため、「ここに絶対行きたい」という目標がない場合は、学校選びに頭を悩ますところでしょう。
【私立小学校選びが難しい理由①】中学校以降の進路の想定
このような、学校選びを難しくなる理由のひとつは、子供が小さいときに、先々を見通すかのごとく、進路を決定しようとするからでしょう。
そこで、「そもそも5歳児の時点で、子供の人生をデザインなどできない」とわりきって、子供が楽しんで通えるイメージがつく学校選びも、選択方法のひとつだと思います。
子供を無理やり小学校に合わせる選択をするよりも、「みえてきた、子供の個性が、校風とマッチするか」を判断のポイントにしたほうが良いということです。
そのためには、普段から、子供の個性をよく見つめておく必要があるでしょう。
また、学校に対して気になる点は、学校説明会への参加などを通じ、親目線からチェックをしましょう。
費用面や学校教育のカリキュラム、「あずかり」などの付帯サービスや、通学を含めたセキュリティ面など、ひとつひとつ丁寧に。
この学校説明会なるものは、団体が主催する合同のもの、学校が直接主催するものなど、実際の願書提出までに、複数回実施されます。
参加時の年齢も、直近で受験する、年長の親子対象ばかりでなく、年少・年中の親子向けも参加可能な説明会やイベントも多くあります。きっと、早くから親子を囲い込みたい小学校事情からか、歓迎されるでしょう。
そのため、一度にすべてを聞かずとも、このような説明会やイベントに定期的に参加することで、都度、別の担当者に質問をすることで、実情に触れることができるでしょう。
特に、在学中の生徒の様子を見られるイベントには、参加したほうが良いと思います。
きっと、子供がどのような学校生活を送るのか、具体的なイメージがわくでしょう。なかなか楽しいものです。
【私立小学校選びが難しい理由②】小学校に期待しすぎてしまう
そして、私立小学校えらびを難しくする、もうひとつ大きな理由として、「小学校に多くを望みすぎでしまう」ことがあると思います。
しかし、大事なことは、何を学校で伸ばしてもらい、何を家庭で鍛えるかなど、分担して考えることだと思います。
たとえば、望むことの一つに、できるだけ学校で「学力」を伸ばしてほしい、という思いがあると思います。
しかし、この学力養成は、小学校・中学・高校と塾の関係性を見ても、「学力養成」を学校だけで完結することは難しいことがわかります。
練習量を確保するためには、家庭でも定期的にトレーニングをしなくてはなりません。そういう意味では、学校で教えてもらい、家で復習をする、という分担があるわけです。
また、たとえば、理科・社会は学校中心の学習で、国語・算数は家庭で注力するなど、教科ごとの分担も考えられるでしょう。
さらに、小学校は、習い事も含め、様々な好奇心や刺激に触れられる環境として選び、学力は、家庭を中心で行ってゆくなどもあるでしょう。
学校に過度の期待をせず、家庭での過ごし方もイメージし、学校と家庭の分担を考え、子供の成長を見守ってあげたいところです。
そうすると、学校選びに幅が出るでしょう。
【私立小学校受験】どのように対策をすればいいのか
せっかく、親子にとって良いと思える小学校があっても、試験(検査)にパスしなければ入学できません。
しかし、私自身も小学校受験を経験したことはありませんので、その学習の勝手もわかりません。そのような、小学校受験の経験者ではないけれど、子供の私立・国立の小学校受験を検討されている方は多いように思います。
(おそらくは)はじめての子供の小学校受験対策。どのように取り組みましょうか。
小学校受験に対応した幼児教室を検討しましょう
小学校受験(検査)の対策を一緒に行ってくれる「幼児教室」があります。その幼児教室と並走して入学試験に臨むというのが、一般的な方法です。
皆さんも日常的に聞いたことがあると思いますが、この「幼児教室」なるもの、実はこれにはいくつか種類があります。
大別すると、私立小学校の受験対策をメインとした「受験系」、そして、知能全般を活性化させることを目的とした「知育系」があります。
そのなかには、受験の数か月前までは知能育成を行い、受験が近づくにつれ対策に比重を置く教室もあります(現在、子供に通ってもらっている教室が、このタイプです)。
このように、知能育成から小学校受験対策へとシフトできる理由としては、小学校受験のペーパー試験は、要するに知能検査ともいえるものだからです。
もっとも、何を知育として捉えるかにもよりますが、たとえば、知育=知能教育を行う教室「めばえ教室」の教材でも、小学校受験で出題されるテーマを学習します。
お受験対応教室・こぐま会の「四方からの観察」は、めばえ教室では「どうみえるかな」というテーマで、こぐま会「つりあい」は、めばえ教室では「フルーツてんびんゲーム」「きょうりゅう算数」とも重なります。現在通っている教室でも、カリキュラムは既に受験対策に入っているので、これらのテーマはすでに問題として出題されています。
しかし、このような知育型教室と、受験対応教室の大きな違いは、知育テーマを「いつやるのか」です。
私のイメージとしては、同じ知育テーマの学習をするにしても、5歳・6歳時点の受験に間に合わせる「受験教室」、その時期よりも遅いステップで育む「知育教室」でしょうか。
そのため、小学校受験の対策を行うためには、受験に対応した教室を選択することが必要となるでしょう。
小学校受験に対応した教室の体験レッスンに参加しましょう
次に、お住まいから通塾可能エリアの、小学校受験にも対応する幼児教室を、いくつかピックアップしてみましょう。
そして、各教室での体験レッスンの予約日を調整。当日は、おそらく他のお子さんと一緒に授業に参加することになるでしょう。
親は、その様子を見ることができるので、授業の雰囲気や子供の反応がわかります。
保育園・幼稚園と違う環境の幼児教室で、子供の様子を見るのは、少しワクワクドキドキするかもしれません:)
【家庭で小学校受験対策はできない?】幼児教室に通わせることの意味は
私の経験では、小学校受験で出題されるテストで得点するためのスキルアップならば、家庭で行えると思います。ですが、小学校受験には、子供にとって初めてのコトも多く、慣れるための心構えをしておいたほうが良いこともあります。そのため、通塾の期間は長短あれど、教室に通っておいた方が良いと思います。
幼児教室に通うことのメリットは、「ペーパー試験の対策ができる」「志望校の傾向がつかめる」「行動観察のなんたるかを知れる」などがあると思います。
上記に加え、幼児教室に通わせる大事なメリットは「慣れる」ことだと思います。
幼児教室への送迎のとき教室の様子を垣間見ると、そのように思います。
やはり、まだまだ小さい子供であり、はじめての環境で、はじめての小学校受験・教室のルールに慣れるには、多少なりとも時間がかかるのでしょう。先生や他の親御さんも子供に指導をしているようですが、なかなか思い通りにはいかない様です。
「小学校受験の検査」は、他の子供たちがいる中で行います。また、知的能力を見るペーパー試験、指示や課題に対する行動を見る行動観察、運動能力や巧緻性をみる検査があります。その様式に慣れることが、大事です。
このような、「集団」のなかで受験をするという練習は、家庭では中々実現しにくいもの。幼児教室での授業や、教室主催や外部の統一模試などにも参加して、受験の時に力が発揮できるように、受験に近い環境を通じて慣れておきたいところです。
いつから幼児教室に通わせるとよいのか
一般的には、遅くとも年中の秋までに入塾するようです。
うちの場合は、受験の判断が遅かったこともあり、年中の年明けからの通学となりました。
教室には、もっと早くから参加していた子もいれば、統一試験の時だけ参加する子もいます。このあたりは、お子さんが集団行動を卒なく行えるか、家で存分に知能教育を進めているかなどをもとに、判断すると良いと思います。
受験対策は、言うまでもなく家庭学習が基本です
小学校受験の学習に限らず、能力を高めるためには、練習する量を確保し、反復することが大事です。そうして、習ったことが身に付きます。
もし、幼児教室で習ったテーマが初見であるならば、そのテーマを家庭で反復し、子どもの習熟に向けて力を注ぎましょう。慣れるまでは、毎日やりましょう。
また、その時に意識したいことが、大きく2点あります。
ひとつは、具体物を使って理解を促すこと。もうひとつは、教えたいテーマの「本質的なイメージ(概念)」が、子供の頭の中にできるように伝えることです。
つまり、「数っていったい何なの?」「重いってどういうこと?」という、教えたいテーマを、具体物を使ってわかりやすく伝え、様々な問題を通して、最初はもやもやしたイメージを固めてゆきましょう、ということです。
ぜひ、家庭で反復を続けましょう。
割と早いタイミングで、子供の成長を実感できるのではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
子供の私立小学校進学を考えると、親もはじめてのことなので、何かと不安に思うかもしれません。そんなときは、年少さんくらいから参加できる説明会やイベントなどに、気軽に参加してみましょう。「こういうものなんだ」という、実感がわくでしょう。
それから、どんな進路を選択するにせよ、家庭での知育活動は、子供が小さい頃から継続しておきましょう。思い立ったときに、子供にその能力があるというのは、親子にとって大きな自信になるでしょうから。
本サイトにも、知育の参考情報を記載しておりますので、ぜひご覧ください。
教育熱心なみなさんの、参考の一助になれば幸いです。
