つれづれの日記

【小学生の算数検定チャレンジ】算数検定8級から数学検定5級までの足取り

みなさん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

さて、私といえば、子供の幸せを願い、相も変わらず、子供の能力開発に取り組み続けています。まあ、当たり前のことですね。

そのなかでも、算数の学習は、論理力、想像力など、様々な能力開発に寄与することから、特に力を入れています。

その算数学習も、我が子が現在小学1年生となり、随分と様変わりしてきました。

1歳半ごろの知育活動では、「かず」の学習として取り組んできた記憶があります。

そして、その頃合いから早5年、現在は、算数に登場する様々なテーマにチャレンジできるようになりました。

そういえば、その一環として、先日は「算数検定」も受験をしてきました。今回、その模様をお伝えしたいと思います。

皆さんの参考になれば幸いです。

算数検定とは

「算数検定」とは、正式名称「実用数学技能検定」といわれる記述式の検定試験。

文部科学省が後援し、中学・高校・大学の入試で、優遇のメリットもあるようです。

また、この算数検定は、正しくは、11級から6級までを「算数検定」、5級から1級までを「数学検定」といいます。

このうち、我が子は先日、算数検定8級を受験しました。

結果、見事合格。

 

 

算数検定のどの級を受験すると良いのか

我が子は、今回の受験が初めてだったので、合格しやすい級を選ぼうと思っていました。

しかし、今回の算数検定8級は、学習したことがないテーマが多く、ざっと詰め込んだ感もありました。変な話のようですが、もしかしたら7級、6級の試験のほうが、我が子にとっては馴染みがあったかもしれません。

というのも、7級や6級のほうが、家庭学習で取り組んでいる内容により近いためです。対策という対策をしなくとも、そのまま家庭学習の復習として利用できるイメージがあったのです。

とはいえ、我が子には、結局は8級を受けてもらいましたが、もし他の級の受験も事前に考えているのであれば、別に数字の高い級から低い級へ、順番に受験しなくても良いのでは?と思っています。

英検などは、級が低くなるにつれ、明らかに難易度も変わってゆきますが、算数検定はこの限りではないように思うので。

受験級については、算数検定の公式ページにそれぞれの級の過去問があるので、一度子どもに提示してみて、どの辺りが現在の学習内容的にマッチするか、または新しく学習を開始したいテーマが出題される試験は何級か、で選んでも良いかもしれません。

我が子が算数検定を受験して良かったと思うこと

私は、大きく2つの効果を期待して、検定にチャレンジしてもらうことにしました。私が期待した効果は、「テスト慣れ」と、「親の学習計画作成に役立つこと」です。

テスト慣れをするためにはうってつけの検定

算数検定試験の試験時間は、級によって異なります。大体、50分間という時間を目安に、他の子供たちと一緒に、教室(会場)でテストを受けることになります。

過去問や実際の試験問題を見たところ、実感問題の難易度については、学校の教科書をベースとした、基本的な問題の出題がほとんどです。

受験の級については自由に選択でき、(合格・不合格を問わず)何度でも受験できます。お子さんにとって無理のない検定の選択をし準備をすれば、合格し、「テスト」に対して自信をつける一助になるでしょう。

算数検定を、学習計画作成の目安にする

みなさんもご経験があると思いますが、家庭で学習を進める際、学習目標を想像しながら使用教材を選択するでしょう。

たとえば、理解が弱いテーマが判明していれば、そのテーマを重点的にできる教材(参考書や問題集など)を選択します。基本的で総合的な学習ということであれば、学校の教科書に準拠したもの、中学受験を意識していれば、それに対応した教材を選択することでしょう。

しかし、どの学年でどのようなテーマを学習するかについては、家庭学習ではなかなか把握しずらいもの。また、家庭学習で先取りをし、例えば文章題など、特定の分野を掘り下げてゆくと、図形などの他のテーマは後手に回りがちになるかもしれません。

そのようなときも、学習の指針に算数検定を沿えておけば、その対策をすることで、学年毎に学ぶテーマに触れることができます。

私の場合も、小学校の算数から中学校の数学まで、どのような学習テーマがあるかは把握できているのですが、順を追って進めているわけではありません。割合や比など、習得に時間がかかりそうなーマを、子供の伸びに応じて掘り下げて進めてきました。

そのため、算数検定の8級で学習した、大きな数とがい数、図表の読み取り、円や球の概念、分度器やコンパスを使う問題は、全て初めてのテーマでした。

このような、後手に回りがちなテーマを認識し、学習につなげられるのは、算数検定受験のメリットのように思います。

検定試験というイベントにより、家庭学習にメリハリがでた

次に、私が実感した検定受験のメリットは、解答時間や正答率を意識することで、家庭学習にメリハリがでることです。

実際に、検定試験の対策を行った1か月弱の期間は、時間に対する意識や丁寧に計算をする意識が、幾ばくか向上したように思います。

また、暗算だと、なんやかんや計算ミスが多いことがわかり、実用的ではないこともわかりました。そのため、筆算の技術向上や丁寧に取り組む意識の向上につながったと思います。

我が家の算数教育は、現在はプリントワークが中心となっているものの、特に時間を設けて解答を促していません。また計算ミスがあったとしても、考え方がキチンとしていれば、ある程度看過します。

今回の「テスト」対策を通じ、解答する時間や正確さ、解答用紙にキチンと文字を書くなどの丁寧さなど、普段にはない意識を刺激できたかもしれません。

算数検定受験の対策は

私が、過去問や我が子の反応を見ている限りですが、算数検定の出題内容は、学校の教科書に沿うような、素直な問題ばかりです。そのため、参考書・問題集にキチンと取り組めば、合格できるでしょう。

手っ取り早い対策は、やはり受験する級に対応した参考書や過去問題集を使うことです。お子さんの現況を確認し、弱いところを補強してゆきましょう。

我が子にとっても初めての算数検定ということもあり、対策の参考書・問題集を何冊も買いました。ただ、半分程度しか過去問にも取り組めなかったので、多くの問題集を買うのは、親の精神安定のためにおススメです。

なお、私は下記のような問題集や参考書を購入しました。

 

私は、このような問題集や参考書を使い、概念や方法を教え、問題に慣れてもらうことに終始しました。日課のプリントワークの代わりに、過去問に取り組んでもらう日を作り、対策としました。

初めての検定で、出題範囲の学習をこれから始めるという方は、検定の出題範囲も同時に抑えられる、参考書兼問題集を購入すると良いでしょう。

また、問題の内容に解答できるようにするだけでなく、学習内容とは別のところも整えてゆく必要があるかもしれません。

解答用紙の枠内に数字を丁寧に書く、解答用紙で間違えたところは、消しゴムでしっかりと消す、時間内に問題を解く、時間に余裕があればもう一度問題を解くなどして見直しをするなど、テストに対する所作のアドバイスが多かったです。

また、普段トレーニングをしている暗算や、計算の工夫などは、このテスト上では封印してもらいました。計算の工夫をして、計算しやすくできるのに、計算ミスをするという謎を生み出すためです。

私たちにとっては当たり前のことも、初めての子供たちにとっては当たり前ではないので、そのあたりもアドバイスをしてゆきましょう。

算数検定6級の1回目チャレンジは不合格

以上の理由から、私は、算数検定の受験は、その資格の効力よりも、その準備において大きなメリットがあるように思います。

いつもの家庭学習の、確認テストのような位置づけで、気軽に受験をしてみるのも良いのではないでしょうか。

といいつつ、我が子は、先日受けた8級から、ひとつ飛ばして6級にチャレンジした我が子。結果は、不合格となりました。

子供が言うところの、当日の試験感触、家で提示した過去問の結果から、合格は難しくないと踏んでいたのですが。

まだ試験結果の詳細が戻ってきていないので、原因はわからないのですが、思いつくとすれば、問題の読み間違い(あるいは読めない)、または計算ミスなのだろうと思います。

ですが、当日の試験問題で、そのひとつは「読めないし推測もできないから」と、手もつけなかったと申告あり。とすると、それ以外は読めて解けたのかなーと思っていました。

‥‥では、もうひとつ凄く心当たりのある要因、計算ミスか、と思いはじめてきました。

というのも、書き間違いによる計算ミスも、また簡単な計算を間違えることも、算数検定対策とは別に、日常的にあります。また、計算以外にも、読み違いによるミスもあります。

つい先日も、速さの問題を解いている際に、Aの速さになぜかBの速さが登場してくるような、パラレルワールドを行き来する我が子ですから。ミスも多様です。もちろん、これらのミスは、内容が理解できていようと、間違いです。注意力不足ということなのでしょう。

そんな様子を見ていると、特に算数は、計算ミスや読み取りミスなどの、ミスとの闘い。そして、自分で深く考えてもキレイに忘れてしまうような、忘却との闘いなのではないかなーと、しみじみ思うのでした。

そして、算数検定は、注意力を高めるための試験へと、私の中で主旨が変わってゆくのでしたー。

【2回目で合格】算数検定6級に合格してみえたもの

2回目となった今回の算数検定6級の受検は、無事に合格。本人も喜んでいたので、私も嬉しいです。

ですが、前回の不合格と今回の合格、この二つの結果を通じ、結果以上の何かを子供に伝えたいと思っています。それは、「計算問題をきちんと解くこと」の大切さです。

というのも、この6級検定の合格・不合格をわけた要因が、明らかに計算ミスだったためです。

下の二つの画像を見てください。上が2回目の結果(合格)、下が1回目の結果(不合格)です。これを見比べるとわかるのですが、目につくのはなんといっても、一番初めに出題される計算問題の正答率。

 

幸い、前回(1回目)のような計算ミスの多発を、今回(2回目)は防ぐことができたわけですが、これは、今回の受検前に、子供の口から計算ミスが多かった理由を知ることができたためです。

なんでも、前回は、「暗算」で計算問題を解いていたようです。家でも最近は暗算でやることが多いので、どうもそのやり方をしたみたいで。

不思議なのは、家で過去問を解いて練習するときは、筆算でやっていたのに、なぜか本番の時は暗算するという。まあ、そういうことらしいので、今回は、筆算で計算問題を解くことを、「試験直前にも」言っておきました。

そんなこんなで、受検を通じて、改めて色々な課題が見えてきました。

数学検定5級に合格!

先日、夏休みということもあって、数学検定の5級を受けてきました。

ちょうど5級の出題範囲が、我が子が学習しているテーマと被るところもあったので、復習の意味合いも兼ねました。

子供にとって初めてとなる、約2時間という長時間の試験。また、受験会場がこれまでと異なったこと、だいぶ大きな子たちもいる中での受検となったことは、子供にとって刺激的な経験となったことでしょう(たぶん)。

数学検定5級の成績表数学検定5級の成績表によると、あまり触れることができなかった比例・反比例のグラフ作成は得点ができなかった模様。さもありなん。

 

しかし、我が子はこの級に合格しても、そこまで喜んでいませんでした。何級に合格したのかも覚えていないところを見ると、興味関心が他に移ってしまったかとも思っています。

最近、我が子が「算数は得意だとは思うけれど、好きじゃない」と言っていましたし。

というわけで、子供がやりたいと言わない限りは、算数検定・数学検定の受験はこれが最後となるでしょう。他のチャレンジにシフトしようと思います。

算数検定受検を振り返って

ここまで、計4回の算数検定受検となりました。結論、受検をさせて本当に良かったと思っています。

集団の中でテストを受ける練習にもなりましたし、子供の傾向が改めて浮彫りになりました。これらを踏まえて、今後につながる経験となったのは間違いありません。

ともすれば、テストの結果や出題内容の理解度に目が行きがちですが、テストを受ける子ども自身を見つめることができることこそ、大きなメリットでしょう。

そして、低学年の内にチャレンジをすれば、早くから子供自身の課題がみえ、各家庭の一大イベント到来の時までに、改善のための充分なリードタイムが取れるでしょう。

我が家の場合は、付け焼刃的な対策よりも習慣が先行することがわかりました。そのため、テストで気をつけるべきことは、その当日、試験直前に言わなければいけないことと捉えています。実際、計算は筆算でやること、解答用紙に単位がなければ付けること、帯分数で書くことなどを直前に伝えないと、すっかり忘れてしまうようでした。

これは低年齢ゆえなのか、もともとそういう「きらい」があるのかはわかりません。ただ、練習のときは筆算でやるが、本番ではいきなり暗算で計算する子だということがわかりました。これらの試験結果や、プリントワークでも計算ミスが多いのにもかかわらず、暗算は得意だと思っていますので、これからも、きっとやらかすでしょう。未然に防ぐ方法がわかってよかったです。

そういえば、スイミングの進級テストのときも、注意点を覚えておける内容にして直前に意識させていたのを思い出しました。同じことですね。

【3歳から5歳の子供向け水泳トレーニング】教室だけでなく家庭でバックアップする方法水泳は「子供の成長に良い」と言われています。そう思い、わが子をスイミングに通わせはじめました。3歳からはじめて現在5歳。小学校低学年中まではスクールに通い、あとは水泳を日常で楽しんでもらいながら心身を鍛える。そんなステップにつながれば良いと思っていますが、どうなることやら。...

そして、最後に、算数検定や数学検定は、先取り学習のバロメータとしても適しているといえるでしょう。対象級より低い年齢で取得できれば、先取り学習が着実に進み、その学習を子供が頑張っている証拠だと思います。

我が子も、7歳にもかかわらず数学検定5級を取得できた理由は、先取り学習が進んでいるためだと思っています。

算数検定・数学検定は、しっかりと学習を重ねてきた子にとっては、さほど難しい試験ではありません。問題自体が素直であり、また合格点のレンジもさほど高くないのが理由です。

‥‥というわけで、算数検定の受検は、小学校低学年からの受検がおススメです。

また、できれば複数回の受検を通じて、子供の傾向を観ることができれば、この算数検定の受検が、さらに有用な機会になると思います。

以上、「小学生の算数検定チャレンジ」でした。

(今後の数学検定受検は未定です)

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長介(ちょうすけ)
教育企業、外資系企業、サラリーマン、個人事業主を経験。子育てで消耗中、でも頑張れる。とにかく時間が欲しい。
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