みなさん、こんにちは。
今回は、英語学習について触れていきたいと思います。
我が子の日常的学習は、算数学習が分量としては多いため、パズルやら算数学習に関する記事が多くあります。
しかしながら、英語学習も、家庭で定期的に行っています。
といっても、現在の学習は、子供のスキマ時間(学校への移動時間)を使った、1日20分~30分程度のもの。本人も、英語の勉強とは思っていない程度になっています。
やっていることとしては、
毎日、10分か20分程度、車での移動中に英語のDVDを見せること
毎日、車での移動中に、3分ほどの音読
今は、これだけしかやっていません。これだけでも、ある一定の学習効果が出てきたと感じているため、現在はこのやり方に落ち着いています。
もっとも、子供の未就学児期は、基本的な文法学習を中心に、熱を入れてやっていました。英語の学習法についてあれこれと模索もしました。しかし、今振り返ると、ある程度まで基礎的な英語力が上がると、その先の学習はどんどんシンプルになっていく実感があります。
さて、我が子のこれからの英語学習は、現在のやり方をそのまま続けていく予定ですが、それでも、英語学習の方向と進度については、折に触れてチェックする必要があります。
そして、その英語力を測る「物差し」として、「英語検定」を据えようと考えています。その模様を、ここでお伝えしてゆきます。
未就学時期から英語教育(知育)をされている方、小学生時期に英検受検を考えている方など、子どもの英語教育に思案されている方に役立てば幸いです。
日々の英語学習に英検を活用
我が家では、小学1年生の3学期から、英検の受験を開始しました。
初めて受けた英検5級は、なんと満点で合格することができました。
- 満点で合格すると、その旨の賞状とバッジがもらえます。
そして、2年生になってすぐに4級を受けた試験では、こちらも合格できました。

英検対策としては、過去問を解くだけ。特別な対策はしていません。
これで、我が子の場合、英検4級の英語力は、充分にあることがわかりました。また、充分に英語能力が高まれば、英検取得のための特別な特訓をせずとも合格できることがわかりました。
英検受検のメリットは
① 英語が理解できているか分かる
当たり前ではあるのですが、英検のようなテスト形式であれば、正答率が出ます。リーディング、リスニングともに、英語で内容を理解できているかが分かります。
子供にとっても、漫然と英語を聴いたり読んだりするよりも、英語で内容を掴み取るという目的意識がハッキリします。英語学習についてもハリが出ることでしょう。
② きちんと学習を続けていれば、合格できる
経験上、英検5級、4級は、子供にとって、合格しやすい級だと思います。なぜなら、英検自体が、60%程度の得点で合格できるという、比較的緩やかな合格基準を設けているためです。
また、英検5級・4級については、形式上、スピーキングのテストがありますが、受けなくとも資格上は合格扱いとなりますので、家庭学習で学習が完結しやすいとも言えるでしょう。なお、英検3級からは、ライティングのテストがあります。
③ 小学生でも無理なく受験できる
英検は、団体受験以外にも、個別(個人)で受験が可能です。5級・4級であれば約1時間、きちんと座ってテストを受けることができれば、受験可能です。
また、受験者が小学生(特に低学年)の場合で多いようですが、付き添い者による、受験番号や住所などの必要事項の記入。これも、試験前に代筆が可能となっています。
実際、我が子は「提携会場受験」という形態で、指定されたとある塾で受験していますが、来場者はほとんど小学生から中学生。私が、子供の個人情報などを代筆し、その後会場を退出し、試験時間終了時に迎えにいくという形で受験をしています。
英検受検を検討する時期の判断は
そろそろ英語力が高まってきたかな、と思ったら英検の公式サイトからダウンロードできる過去問を子供に提示してみましょう。
英検5級、4級では、リーディングパートとリスニングパートがあります。この過去問を通じ、8割から9割前後の正答がえられたときは、頃合いだと見てよいのではないでしょうか。
なお、英検の公式サイトでは、対象級ごと複数の過去問を使用できるようになっています。リーディング問題はプリントアウトし、リスニング問題は、スマホでも再生できます。受験会場と同様の形式で、自宅でも試験形式に慣れることができるでしょう。
既に英検を受検したことがあり、次の級をいつ受験するかどうかについては、上記のように過去問をといて判断すること以外にも、英検から発行される「個人成績表」も参考になるようです。
下記画像は、その個人成績表の中の「一次試験受験結果詳細」の欄です。この欄に、「英検バンド」という記載があり、これが次の級の受験参考の目安となるようです。★マークの位置と、各級の英検合格基準のアイコンを見比べるようです。
- 5級の場合は満点だったので、計測不能として右端に★があります。
- この結果を見ると、英検3級も合格基準を超えています。しかし、これはあくまで「リーディング」「リスニング」の2技能からみた場合。
なお、3級以上の受験については、我が子は未受験です。5級・4級にはない、試験の新テーマとして、ライティングがあります。また、3級からは面接(英会話)が、資格取得の必須条件となるようです。
この3級受検をキッカケに、ライティングと英会話の対応をしようと思います。これらはさすがに、車中で、というわけにもいきませんので、長期休暇の時などを活用して、取り組んでみようかと思っています。
英検3級合格!長期視点で英作文トレーニングを開始

先日、子供が英検3級に合格しました。2次のインタビュー試験も初めての経験でしたが、頑張ってきたようです。私もインタビュー試験会場まで同行しましたが、良い思い出になりました。
ちょうどその日は、気温も寒く、雨も降っていました。子供と二人で電車で会場まで移動し、朝9時ごろからの試験を受験。寒くないようにホッカイロを途中で二つ買ったりしながら。8時30分ごろには到着。会場にはすでに多くの子供たちと数人の親御さんがおり、ひとつの控室はすでに埋まっていました。また、我が子より1学年か2学年程小さい子もおり、英検の熱を感じました。英検中学受験の予定がありますが、その時もこんな感じなのかなと、思いを馳せたりしました。2次試験の待ち時間は割と長くかかると聞いていましたが、意外にも、30分もすると終わりました。会場の外には、多くの親御さん達が待っていました。冬の受験にはホッカイロを持たせたり、待機時間で間延びしないように、参考書などを持たせるのも良いかもしれません。また、同伴する親にとっては、待機できる場所を予め探しておくと良いと思いました。
さて、今回の英検3級の受験を通じて、今後、英語トレーニングに「英作文」を取り入れることにしました。
もちろん、これまで通り、英語DVDの視聴と音読は、スキマ時間中に取り組んでゆきます。それに加えて、英語検定のためだけではなく、英語力向上とそのほかの効果を鑑み、日常的トレーニングとして取り組んでゆこうと思っています。
理由は大きくふたつ。一つは、英検をひとつのバロメータとしている私にとって、今後我が子が検定受検を進める際に必須であること。二つ目は、今後、今より時間が取れなくなる状況になっても、これまで培った英語能力を維持し深めてゆくために、英作文が効果的と判断したためです。
先々の中学受験なども含めた長期的な視点から、週に1回程度でもよいので、自由な雰囲気で、英作文に取り組んでもらおうと思っています。
準2級の一次試験合格。一回お休みして2次試験へ臨む
しばらく更新が遅くなりましたが、英検準2級の1次試験は、去る5月に受検し合格しました。間を空けて受検をしようと考えていたのですが、今年の後半は予定や行事が立て込むことが予想されたため、英検3級から立て続けに受験しました。
小学3年生になった直後でもあり、色々と変化も多い時期ではありましたが、我が子ながら頑張りました。しかし、私が考える英検受検のあるべき姿、8割から9割前後の正答が得られるレベルには達しておらず、正直、実力が伴っていない状況での受検となりました。
そして、この英検準2級の1次試験の次は、2次試験があります。英作文や会話(口頭試問)など、家庭では学習しにくいテーマも、どのように家庭内学習に取り込めばよいのか。
私は、2次試験の対策(英会話対策)では、外部サービスと家庭でのトレーニングを併用しましたが、この対策には、やはり一定の時間がかかりました。これからも、まさに準2級の2次試験対策をしなくてはならず、前回よりもしっかりと取り組む必要があるでしょう。
準2級の2次試験もなんとか合格。
さて、去る11月の下旬に、2次試験を受けにいき、こちらも何とか合格をすることができました。対策としては、学研が運営する「Kimini英会話」を、2次試験用の対策講座として活用。時間にして、2週間ほど、一日25分ほどの講座を10回受講しました。
私は、英検をバロメータとして掲げ、家庭での英語学習の目当てとして活用してきたので、準2級を合格できて良かったと思っています。が、スコア自体は好ましいものではありませんでした。
これらの経験を通じて、恐らくこの準2級レベルが、小学生の英語学習の目標になるのでは、と思っています。
理由は、「学習時間の捻出の難しさ」と「社会的知識の醸成」が課題になるためです。
中学受験を考える場合は、小学4年生からの通塾が考えられますし、さらに、習い事も両立している場合、スキマを縫う学習も、さらに難しくなってきます。
英語の家庭学習に時間を割きすぎるわけでもなく、良くも悪くも日常に負担にならぬように組んできた学習方法の、限度レベルではないかとも思っています。
また、英検2級以降になると、社会について問われる問題も増えます。対策ができないこともないのでしょう。しかし、このような領域は、英検の試験対策的に学習するというよりは、関連知識や関心を、子供の成長に合わせてゆっくりと醸成させたほうが良いと考えています。
そのため、我が子の小学校時代における「英検学習」は、これにて終了の予定です。
しかし、ここまで培った英語能力を、時間をかけずに、不定期の取り組みでも「醸成」できる方法を、我が子とともに、検証してゆきたいと思います。
せっかく幼少期から積み上げてきた英語の感覚を、中学受験やら習い事やら忙しいなかで、どのように維持するべきか。また、伸ばしてゆくべきか。日本型のライフスタイルに、いかに英語の総合的能力を伸ばすトレーニングを組み込むか。
今後も、子供も親もどんどん忙しくなる時期においても、培った英語能力を「醸成」させる方法とその経過を綴ってゆきます。是非そちらも御覧くださいませ。
それでは、これにて(了)
