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【フォニックスは子供の英語学習に効果抜群】ルールを覚えてどんどん読もう

皆さん、こんにちは。
英語学習に取り組んでいらっしゃいますか?

私たち親世代も、英語学習に相当時間がかかることは理解していますよね。だからこそ、早期から子供の英語教育をスタートし、より楽に、より高いレベルに到達させたいとお考えの方がいるのではなないでしょうか。(私はその一人)

ただ、その計画を実現するためには、英語力をどのレベルまで高めてゆくべきか、について、現段階である程度まとめてゆく必要があることと思います。

なぜなら、到達目標によっては、子供や私たちの時間をどの程度英語にあてるのかを調整しなければならないためです。「バイリンガルのように」という到達目標があれば、そのための環境を用意するべきでしょう。

【2・3歳からの英語教育】今いちど親が考えたい英語学習法「英語教育」のことを考えすぎて「頭でっかち」にならずに、子供の「好き」な気持ちが育つ英語プログラムを家庭で作りましょう。そして、子供自身が学びはじめるプロセスの構築につなげましょう。...

ただし、どのような英語教育法においても、ここ日本で英語を学習する、すなわち第2外国語を、公用語・準公用語でない国において学習をするには、「効率性」と「現実性」を考える必要があります。

その学習方法で英語力がどの程度伸びるのかといった「効率性」と、その学習方法が継続できるのかといった「現実性」です。

知育活動全般に言えることですが、能力を養ってゆくには、一定の時間がかかります。そのなかでも、語学能力の向上は、比較的時間がかかります。だからこそ、親子ともに限りある時間の中で、より効果的な、効率が良いと思われる学習方法を選択したいものです(子供の成長に必要なのは英語力だけではないですからね)。

そこで、今回、3歳ごろから小学生の子供が英語を学んでゆくにあたり、長く効果を発揮するだろうと考える「フォニックス」について、考察をしてみたいと思います。

子供の英語学習において意欲のある方はもちろん、何を進めるべきかわからないという方、また子供の英語学習は後でいいとお考えの方など、参考や気づきの一助となれば幸いです。

英語学習で良く聞く「フォニックス」とは?

子供の英語教育熱の高まりにつれ、聞くことも多くなってきた「フォニックス」とは、一体なんでしょうか。ズバリ、この「フォニックス」とは、英語の「音」と「文字」を結びつけるためのルールのことを指します。

このフォニックスは、移民など、英語を母語としない子どもたちの識字率向上のために広まったといわれています。そのため、移民が多いアメリカやイギリスでも、このフォニックスルールは採択されています。

そして、イギリスでは、公立小学校の7割超でこのフォニックスの学習が採択されていることから、英語学習においてフォニックスが有用であることがわかります。

このような背景から開発された、英語の音と文字を結びつけるルール「フォニックス」の学習は、第2外国語として英語学習を進めたい私たちにとっても、有用となるでしょう。

また、あくまで私の感覚ですが、そのフォニックスルールの修得は、小学校時まで待つ必要はありません。なぜなら、子供が、英語の歌や動画などに充分慣れ親しみ、英語に対して興味を持っていれば、フォニックスを、たとえば家庭での「遊び」としてスタートすることが可能です。その場合、およそ4歳からでも、遊びながら覚えてゆけるでしょう。

「フォニックス」のルールはどこまで覚えるべきか

「フォニックス」は、この文字は、このような音で発音する、というルールをまとめたものです。

たとえば、私たちが良く知るところの「エー・ビー・シー・・・」といった発音(長母音というそうです)のルールがあります。このほか、「a(ア), b(ブ),C(ク)・・・」など、26パターンの基本的な発音方法もあります。さらに、「th(ス),ee(イー)」など、2文字を組み合わせた場合の発音ルールもあります。※上記の音は、実際にはカタカナにできない発音ですが、便宜上記載しています。

このような、フォニックスルールをマスターすれば、完全ではないにせよ、多くの言葉の発音が正しくできるといわれています。

ただ、第2外国語としての英語学習を進めたい私たちにとって、このルールを全て正確に覚える必要があるかというと、必ずしもそうではないように思います。読み・書きや会話をする前に、全てのルールを覚える必要はないと思っています。

私が思う、フォニックスを学習する意味合いは、子供が英語を「読める」ようになるため。そのため、基本となるアルファベットの発音方法を抑え、そこから二つの音を重ねた混成の音を「予測できるようになって欲しい」と思っています。そうすることで、ひとまず、子供が英語力をつけるための門戸がどんどん開くと考えています。もちろん、結果的に、正しくフォニックスを身につけられたという、副次的効果は大歓迎です。

もし、「フォニックスのルールを100個近く覚えなくては!」とお考えの方がいて、違和感を感じられる場合は、まずは基本となる、aからzまでの、長母音(エー・ビー・シー・・・)と、短母音(ア・ブ・ク・・・)の52種の発音ルールを抑えてみましょう。

そして、初見の文字に対して、それらを駆使して単語を読む方法をトレーニングすれば、文字に対する意識がより鮮明になり、次のメリットも享受できることでしょう。

フォニックスを学習するメリットは?

私が、上記の方法で、子供のフォニックス体得に取り組んでいるなか、次のようなメリットを実感しています。

音と文字の側面から、効果的なボキャブラリービルディングが可能に

フォニックスは、音と文字を結びつけるツールです。そのため、音と文字の両側面から単語の意味を捉えられ、語彙の定着力があがります。特に、これから先、英語の絵本を読む際に、一度聞いただけでは忘れてしまう音も、文字からの記憶も重なることで、単語修得が加速するでしょう。

また、これまで、聞き流しやDVD視聴を通じて覚えた単語を文字に置き換えることで、視認できる単語数が増加します。

英語絵本を自分で読むという、自走式学習が可能に。

音と文字の相互刺激により、単語の修得が加速すれば、絵本を自分で理解する土台ができてきます。そして、英語のルール(文法)に対する理解が深まれば、絵本を読み、楽しめるようになるでしょう。

実際、フォニックスを通じて、子供自身が好きな英語絵本(また動画)を読めるようになれば、覚えはじめた文法や単語を維持してゆく方法とすることができます。

語学学習は時間がかかり、特に学習初期1~2年は、英語のルール(文法)や単語を理解したり覚えたりしても、すぐに忘れますから、英会話以外にもこのような手段を持っておくことは重要です。

そして、子供自身が好きな要素を持つ「英語絵本」を選択すれば、きっと楽しんで英語力向上を進められるでしょう。英語の絵本は、海外も見渡せば、本当にたくさんあります。お子様の興味を喚起する本を選択・提示してみましょう。

ちなみに、現在の我が子が好きな英語絵本は、「スパイダーマン」!

一人では読めませんが、たまに文字の読み方を聞いたりして、読めるように促しています。

最近の我が子のお気に入り英語絵本最近の我が子のお気に入り「スパイダーマン(World of Reading Spiderman)」

もしかしたら、英語絵本へのいざないは、学習習慣がついていない子にプリントを進めるよりも、楽かもしれません。なぜなら、子供が好きなキャラクターや世界観をフックにできますから。

「この人はいつも怒っているのかな?」とか笑

 

子供によると、世の中には「キャプテン・ジャパン」もいるそうです笑

 

特に「アントマン」はお気に入り。幼稚園で、自分の好きなキャラクターを指で表現する「ごっこ遊び」が流行っているようで、我が子はアントマンになっているそうです笑 それでも、成立するみたい笑

 

では、そのような英語力をつけるための「フォニックス」。その学習方法は、どのように行うべきでしょうか? また、それは、日常で無理なく継続できるのでしょうか?

【フォニックス修得は家庭でできる】その学習方法は?

先述のとおり、ここでは、フォニックスのルール修得の目的を、文字を音で推測し読むことができるようにするためとしています。このような場合に必要となるフォニックスは、全ての発音ルールのマスターではなく、基本ルールのマスターです。そのためのフォニックスの修得は、家庭で充分可能です。

では早速、実際にこの学習をするために、私が使って有用だったものをご紹介します。

フォニックスが学べる無料動画が充実。ぜひ利用してみましょう。

「音の読み方を知り、それを繋げて単語となる」という感覚を身に付けるために、動画で学ぶのは効果的です。当初、私はプリントを使って、自分の発音で教えてみましたが、まったく伝わりませんでした。

電車の中で遠い目をした長介
電車の中で遠い目をした長介
「ここに書いてあるP(プ)・i(イ)・g(グ)っていうんだよ、つなげるとどうなる?」「早く順番に言ってみよう」:)

困惑する娘
困惑する娘
??・・・???・・・(次第に涙目):(

そこで、もっとわかりやすく、楽しく理解できる方法がないものか思案している中、動画サイト上で、次の動画を発見しました。

 

このAlphablocks(アルファブロックス)は、英字(スペル)への理解を深める教育番組として、海外で放送されていました。魅力的なキャラクターがCGアニメーションで動きます。まさしく、遊びながら、フォニックスのルールを楽しく体感・体得できるコンテンツです。子供、そして親にとっても勉強になる動画です。

さらに、この教育番組アルファブロックスはシリーズになっており、2音をくっつけた発音の体得も可能です。ぜひ先々、必要な折に、チェックしてみましょう。

もちろん、このほかにも、お子さんによりマッチするフォニックス関連動画があることでしょう。お子さんの嗜好に合い、楽しく継続できる動画を探してみましょう。

フォニックスで覚えた音は、単語の書き取りと連動させて効果倍増!

4歳以降になれば、運筆力も高まっているはずです。これからアルファベットの書き取りをとお考えの方は、その書き取り練習と同時に、フォニックスの発音も確認しながら書いてみましょう。

そして、アルファベット26文字の大文字・小文字を一通り書けるようになれば、単語を使った書き取りと発音もチャレンジしてみましょう。

単語の書き取り教材は、市販のもの、無料プリント教材、どれでも良いと思います。すでに何らかの英単語帳があれば、それを活用しても良いでしょう。単語を見せて、音を確認しながら、書き取りの練習をしてみましょう。

そのうち、音だけを伝えて、その音を頼りに、単音を組み合わせて文字化してみる練習も、効果的かもしれません。これは少し難しいかもしれませんが、よりスペルに慣れ親しめることでしょう。

小学校3年生以降の英語教育で、これらのフォニックスを学ぶようです。しかし、それ以前に英語学習に取り組みたい場合や、効率的に身に着けたい場合は、家庭学習で行っておくと良いでしょう。楽しんでやれば、あっという間に身に付くことでしょう。(継続しなければ、圧倒言う間に忘れてゆきますが…)

皆さんの参考となれば幸いです(続く)

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長介(ちょうすけ)
教育企業、外資系企業、サラリーマン、個人事業主を経験。子育てで消耗中、でも頑張れる。とにかく時間が欲しい。
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