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【幼児・子供向けの英語教材】英語が好きになる「おすすめの英語絵本」

みなさん、こんにちは。長介です。

幼稚園が長期でお休みになると、何か普段とは違うことをして、子供が喜ぶような思い出を創ってあげたいと思います。

ですが、当の子供が6歳前後の年齢ならば、記憶に残るかどうかは微妙なようです。なんでも、その6歳前後の頃合いに、それまでの記憶にアクセスしにくくなる「幼児期健忘症」という自然現象があるためだそうです。まあ、記憶には残らなくとも、子供の健全な発達につながれば良いなと思う、今日この頃です。

そういえば、その6歳前後といえば、右脳優位から左脳優位になってゆく、変遷期という話を聞いたことがあります。どうやら、この左脳優位になる自然変化によって、それまで右脳で覚えた記憶にアクセスしにくくなるようなのです。もちろん、左脳が「優位」になるだけで、右脳の機能がなくなるわけではありません。

ただ、この脳の変化を見越して、子供の知育・教育に対応をしておくことは、決して無駄にはならないでしょう。たとえば、英語能力。右脳優位な幼児期でつかんだ「英語」を使った遊びを、左脳につなげておくことは、やはり重要だと思います。

では、どのように、左脳でも英語を理解できるように進めると良いのでしょうか。今回は、英語を左脳で理解するトレーニングとして効果的とされる、「英語絵本」の活用方法について考えてみたいと思います。

英語教育に悩まれている方と一緒に、この問題を共有できれば幸いです。

 

英語学習になぜ英語絵本が効果的なのか

まずは、下記のデータをご覧ください。これは、お子さんを英語好きにした親御さん〇〇人に回答してもらった独自調査結果です。そのうち、子供が好きだと思う教材について回答してもらったところ、約3割の方が、子供が好きな英語教材として挙げました。

 子供が好きだと思われる教材
第1位(得票:42%) 「動画(DVD)」
第2位(得票:28%) 「絵本(タッチペン含む)」
第3位(得票:22%) 「動画(テレビ)」
動画にいたっては、64%のお子さんが好きなようです。さもありなんというところでしょうか。英語を好きにするという意味では、子供が好きな媒体を活用するのはとても良いことです。
「絵本」に興味を持ちやすい幼児期でありますから、先の「幼児健忘症」や、英語能力を多角的に要請する4技能の件も鑑みて、英語を「読む」ことも習慣として取り入れたいところです。
これにより、音と文字のつながりを感じ取るだけでなく、絵本に登場した文を日常で使う(会話)きっかけともなります。また、覚えた英文を、英語のしくみ理解(文法理解)につなげることもできます。
このことは、英語学習環境のハードルが高い日本においては、とても大事なことだと思います。
「英語学習」の一定量を確保しずらい環境であれば、工夫をして、体得できるプロセスを作り、進める必要があるということです。
その観点から、英語の仕組みである「文法」を体得し、繰り替えし見聞きしてゆくことが大事でしょう。その際に、ベースとなるような、既に知っている例文があると、確実に理解が早くなります。

たとえば、日常的に「give me the water」というような会話に慣れておくと、それと似たような使い方を理解しやすくなるでしょう。SVOOといわれる文型を理解し、本に記載の同型の文も理解できるようになるでしょう。

英語を好きにすることからはじめよう!子供が「英語を好きになる」絵本の選び方・読み方

「本」が特に子供の言語発達に効果的なことは、広く知られたことです。また、言語・論理を司る左脳の発達も、法則性の塊である「文」を読むことで促されるといいます。文字の読めないうちは、主に読んでもらう音や絵で右脳が鍛えられ、文字を読めるようになったら、同時に左脳も鍛えられる。絵本って、脳の発達に素晴らしく寄与するものなのだと、改めて思います。

であればなおのこと、日本語と同様に、英語の絵本をたくさん読んであげたいところです。

しかし、英語絵本を読むには、読み手によっては、多少の抵抗感があることは否めません。また、子供との生活リズムの違いなどにより、本を読んであげる時間が取りにくいという、根本的な理由もあることでしょう。

そこで、英語を好きになってもらうための本と、反復性に富んだ本を使い分けることも考えてみましょう。興味を喚起するための、少し長くとも子供が好きそうな英語絵本と、ルールの体得・暗記を主眼とした、非常に短い本の使い分けを検討してみましょう。

子供が英語を好きになるような本を選ぼう

年齢によっても変化しつつありますが、我が子が3歳のころは、本の「絵」にインパクトがあったり、仕掛けがある本は、しばしば「読んで」と持ってきました。ただ、何が子どもを誘引するかは子供によって様々だと思います。書店や図書館などで、英語の絵本を見せてあげたり、少し読んでみましょう。子供の反応が良かったり、良さそうな本を選びましょう。先述のとおり、絵本は、後に字を読む訓練にもつながるなど、長く活用できると思います。反応が良かった英語絵本は、購入して無駄になることはないでしょう。

 

我が子が4歳を過ぎたころから、ディズニーのキャラクターや世界が大好きになったので、関連する英語絵本を購入して読んであげています。また、街中で、スパイダーマンのポスターだか人形だかを見ることがあって、その説明をしたことから、Marvelに傾倒していきました。よって、下の関連絵本を読んであげています。

 

なお、アンケートによると、「お子さんを英語好きにした」親御さんたちは、次のような本が、お子さんのお気に入りの本でした。

「Doraシリーズ」

「Maisyシリーズ」

「Picture Dictionary(イラスト付き英語辞典)」

「What makes a rainbow?」

「THE LITTLE HOUSE」

「The Gruffalo’s Child」

「Room on the Broom」

 

子供が英語を好きになるような「読み方」を考えよう

私の場合、絵本を選んだら、日本語の本を読むときのように、淡々と読むことはしません。一緒に絵本の世界を探検する遊びのように、「ワイワイ」と英語絵本を読むことにしています。だって、普通に読むと、子供の反応もなく、つまらなそうにしているから笑。

一時期は、日本語の絵本を読む時のように、感情を入れすぎないように、いわゆる淡々と読んでいました。子供の感受性を阻害しないためにです。しかし、読んだ後は、お互いに「ああ、そうですか」という雰囲気が蔓延し、次につながりませんでした笑。本が興味を喚起しないのか、読み方が悪いのかー。

そこで、本の登場人物間の会話にも抑揚をつけたり、子供にも日本語で補足を入れたりしながら、「英語の本を読むことは楽しい」という演出をはじめました。

たとえば、

これらは例ですが、読んだ文に私たちが反応するように、能動的に本を読み進めています。

好きから得意に!「毎日触れられる」英語絵本の選び方・読み方

日本語の成長過程をイメージするとわかりますが、英語も同様に、英語を得意にするための絶対量を確保することが重要だとわかってきました。たとえば、先に英文法の何たるかを教えて理解しても、すぐ忘れてしまいます。まずは、英語に多く触れ、体得し、それらの英語の中から、仕組みをつかみ取ってゆくような流れが必要なのだと思います。

その絶対量の確保を私たち一般家庭で実現するためには、不定期ではなく、毎日少しの時間でも英語に触れられる環境づくりが必要です。そこで、一緒に読んで楽しむ読み物系の絵本とは別に、忙しい日常生活でも取りまわせる「文字量の少ない英語絵本教材」をチョイスしましょう。

子供も短時間で読める「英語教材本」を活用しよう!

私は、現在、英語教材のコンセプトをもつ、下記のような本を活用しています。

 

こちらも有名な英語教材「Oxford Rearning Tree」。画像は、Stage1+(プラス)いう初級編。時制変化や助動詞も登場する。

 

 

「おさるのジョージ」の英語絵本もおすすめ。子供にとって「しりたがり」と「いたずら」が同じニュアンスで映るのか、わが子は惹きつけられているようです。また、とにかくジョージが色々なことをするので、子供も気になっているようです。もともと、「おさるのジョージの日本語絵本」で好きになったので、ジョージのアニメと連動すれば、さらにモチベーションアップ?

 

この英語絵本の素晴らしい点は、覚えてそれをベースにすれば、様々な表現にいかせる点。また、英語の細かい表現を教える際の教材として活かせます。たとえば、動詞の現在形の形、現在形のSと複数を表すSとの違いを認識させることもできますね。また、これらの英文を基本の形として暗記しておけば、その後のルール理解(文法理解)に活かせるかもしれません。

 

覚えておけば、単語を入れ替えるだけで、日常でも使える表現がたくさん。

 

これらの本は、いわゆる「教材」としての利用が想定されているため、文型、時制、複数系、助動詞、前置詞などの、文法を意識した短文を掲載しています。また、CDなどの音源が付属する教材も多く、「音」と「文字(英字)」とのつながりを効果的に促すこともできます。

また、このような「教材形式」の絵本においても、子供が喜びそうなキャラクターの絵本が充実しています。嗜好に合わせた本選びが可能でしょう。

このように、「読み物」「反復性を重視した本」を使い分けるなど、皆さんの日常の中で、定期的に、無理なく、英語に触れられる環境構築を検討しましょう。

英語の「音読・暗唱」で右脳と左脳を同時に鍛えよう!

私は、ワイワイ楽しく読む英語絵本とは別に、上記のような「教材系の絵本」を、文字を指さしながら、子供に復唱、音読をしてもらっています。これにより、文字に触れてもらいつつ、文字と音が対応していることを認識してもらい、英語のしくみ(文法)があることに、徐々に慣れてもらっています。

【3歳以降の子供向け英語学習】英語の音読暗唱にチャレンジしよう!幼児の英語学習にとっても、音読・暗唱は有用です。特に、音声ペン「G-talk」を使えば、毎日手軽に取り組めます。また、レベルに応じて英語教材を変更することで、長く活用できます。...

このように、反復性を重視した教材本を使うことで、単語も覚えます。また、何度も復唱していると、子供も親も文例を暗記しますので、その共有した英語フレーズを日常生活で使うこともできます。

さて、ここまでの長文をご覧いただき、ありがとうございます。次に、私の経験上、おすすめしたい本をご紹介いたします。

幼児・子供におすすめしたい英語絵本

【1歳~2歳の幼児向け】おすすめしたい英語絵本

1歳から2歳ごろに読んであげたい本は、どの本も、簡単なフレーズや英文を繰り返す類の本が多いです。私の選び方は、当初は、口コミや英語学習向け書籍で紹介されていた絵本を中心に選んでいました。そのなかでも、おススメしたい本が下記になります。

【3歳以降の子供向け】おすすめしたい英語絵本(更新中)

子供が3歳を過ぎてから、書店で独自に英語絵本を探すようになりました。英語に慣れてくると(耐性がついてくる)と、読んであげられる本の幅も広がります。しかし、難易度が少々高くなったりするので、本選びは簡単ではない印象です。できれば少しづつ、文法、単語、分量が増えてゆくようなステップを創ってあげたいものです。

その点、3歳ごろから始めた「Sight Word Readers」シリーズは、そのステップのコントロールに苦労はしません。なぜなら、そもそも教材としての活用が想定されていますからね。

一緒に読んで楽しみたい本

 

音読・反復などの日課に取り入れたい本

 

 

教材系ともいえる「sight word readers」には、実に多くのシリーズがあります。はじめて、このシリーズにトライする場合は、初めは「Sight Word Readers: Learning the First 50 Sight Words is a Snap!」に取り組み、次に、「Nonfiction Sight Word Readers」の「Level A」に取りかかることをおすすめしたいと思います。

また、同様に教材活用ができる「Curious George Curious About Phonics 12-Book Set」は、うちの場合、「読んで」と持ってきた時に読むといったような、読み聞かせ用に使っていました。音読・暗唱をする際には、4歳以降がおススメです。

英語が得意になる「おすすめの英語絵本」(まとめ)

  • 英語の絵本は、結果的に、子供が文字を見て、その音声を聞いているだけでも、十分効果につながると思います。ただ、継続することが重要で、そのためには、英語を好きになってもらうことが吉◎。親の私たちが「こうあるべきだ!」と難しく考えず、子供と遊ぶ心持ちで読んでみましょう。
  • 私たちの共通課題は、毎日、英語の絵本を読むことが難しいということではないでしょうか。そうであれば、わずか数分でも読んであげられるような教材系の絵本を準備しましょう。「Oxford Reading Tree」「Sight Word Readers」などが検討対象になるでしょう。これらの本は、音頭・暗唱用教材、英文書き取り教材としても活用できると思います。
  • 教材系の絵本には、音声が付属しているタイプもあります。ぜひ、その英語CDを日常でもかけ流したりすることで、音声記憶(右脳)と文字認識(左脳)の一致を効果的に行いたいところです。左脳と右脳の両方を使って英語を体得する、その変換作業に慣れてゆくことが目的です。
  • 本を繰り返し読むと、子供は本の内容や音をすぐに覚えてしまいます。ただ、覚えただけでは、状況に応じて適切に変化させるような、英語でのコミュニケーションを取ることはできません。そのコミュニケーションを行うためには、文法が必要になりますが、これらの本に触れることで、そのベースを養うことができるでしょう。

子供たちの、英語能力向上につながれば幸いです。

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長介(ちょうすけ)
教育企業、外資系企業、サラリーマン、個人事業主を経験。子育てで消耗中、でも頑張れる。とにかく時間が欲しい。
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