泣いているわが子「アイスクリーム屋さんは英語しゃべらないよ!」
アイスクリーム屋さんごっこで、英語しかわからない店員さん役に変えた時の一言。
私はただ、英会話の機会を創りたかったのでした。
みなさん、こんにちは。長介です。
ところで、みなさんは、お子様と「英会話」をしていますか?
私といえば、冒頭のように、子供と英語で話す機会を創ろうとしています。本当は毎日やったほうが良いのでしょうが、お互いの生活リズムからすると、なかなか難しい現状があります。
しかし、その代わりといっては何ですが、「英語の音読・暗唱」は、ここ半年の間、定期的に続けてもらっています。
これにより、「コミュニケーションとしての英語」がどのようなものかを体得しつつあり、私も一定の手ごたえを感じています。
そこで今回、家庭で取り組んでいる「英語の音読・暗唱」をご紹介したいと思います。
子供の英語教育に熱心な皆さまの一助となれば幸いです。
なにはともあれ、まずは子供に英語を好きになってもらおう
「英語を学びたい」「なぜなら楽しいから」というモチベーションは、特に幼児・子どもの英語学習に重要です。体験上、子供を英語好きにすることは難しくありませんので、まずは英語を好きにする働きかけを行いましょう。その効果的な方法は、右脳を刺激する、英語での「遊び」を増やすこと。幼児向けの英語CD・DVDの視聴は、その良い方法です。英語が持つイントネーションやリズム、簡単なフレーズや単語の意味も体得できるでしょう。
また、この右脳に働きかける学習方法は、幼児・小学生といった子供はもちろん、大人の英語学習の秘訣でもあると思っています。
英語が好きになったら、「コミュニケーション」としての英語に触れてゆきましょう。
英語というツールを使って歌ったり、踊ったりすることが好きになったら、次に、「英語によるコミュニケーション」を働きかけてみましょう。「英会話」のスタートです。「英会話」といっても、まずは、フレーズ交換によるコミュニケーションが中心となります。英語でコミュニケーションをとることの楽しみを訴求し、モチベーションを維持し続けておきます。もちろん、歌などの英語を使った遊びも継続します。
そして、文法を使って発信できるようする前段階として、「文としての英語のかたち」を体感しておいた方が良いと考えています。そして、そのために効果的な方法が「英語の音読・暗唱」です。いろいろな文例を音読・暗唱することで、それぞれの違いを体感し、脳の中に「英語の形」を作ってゆきましょう。
脳の中に英語の形を創る!「おすすめの音読・暗唱方法」
日本語でのコミュニケーションが基本である、私たち一般家庭内では、多量の英語に触れることがなかなかできません。だからこそ、継続性と実効性のある英語学習を、まなびの現場である「家庭」でできるようにすることが大事だと思います。
家庭でやることは、いたってシンプル。市販の音声ペン・英語教材(絵本)を使い、ネイティブの音声データを聞き、その後に子どもに発声してもらうだけ。1日2~3冊、3分程度の時間で終了できるので、日々の取り組みも簡単です。
【使用している教材の詳細】
音声ペン「G-talk」に対応したシール
音読・暗唱向けにおススメの英語絵本「Sight Word Readers」
【上記3点のパック&購入後すぐに使える加工済み商品】
英語教材の作り方
親の下準備である、英語教材の作成は、手間のように感じますが、慣れれば簡単です。パターンボードを創ったり、ニキーチンの積み木を創るよりもずっと簡単^^
その方法は、G-talk購入時に同封されていると解説表の手順に沿って行えば、すぐわかりますので、ご安心を。
この英語音読・暗唱方法を行うメリット・デメリット
音声ペン「G-talk」と英語教材「Sight Word Readers」を使用するメリット
- 「短文」が数多く掲載されている教材を使用。歌ではなく、コミュニケーションとしての文に多く触れます。
- 1日1冊1分のトレーニング活動で、日常で無理なく実践可能。
- 繰り返しの音読により、英文法を説明する際のベースを創ります。また、基本単語を自然に習得できます。
- 4技能のうちの「リスニング」「スピーキング」のトレーニングとして、言語能力を刺激します。
- 活用する絵本は、フォニックス教材※のほか、将来実践するリーディング教材として活用できます。
- ネイティブの音声に習うことで、英語のリズム感、音感が身に着きます。発音がとても良くなり、びっくりします。
- 英語音声データと連動した英語絵本であれば、同様に、教材化することが可能です。
※フォニックスとは、スペルと発音の間にあるルールを理解することで、単語や文章を正しく発音するための英語学習です。アルファベット「a」「b」「c」の音と、それぞれ組みあわえた際に変化する読み方がわかります。
この方法で感じるデメリットのようなもの(個人差あり)
- 音声ペン「G-talk」の料金は高額。しかし、小学生以降まで使えることを考えると、結果的にはお得になると思います。
- この方法でご紹介している「Sight Word Readers」は、音読・暗唱のステップとして適している反面、ストーリー性が低く、飽きやすいでしょう。そのため、教材の変更が都度、必要になります。
- 音声ペンに対応させるチップ(シール)の作成は、慣れれば「簡単」で「時間」もたいしてかかりません。ただ、私は、慣れても面倒に感じます笑
- この音読・暗唱方法の教材作成には、PCが必要になります。
まとめ
- 英語を使った遊びから、コミュニケーションとしての英語体得を意識。
- コミュニケーションとしての英語を体得するために、音読・暗唱が効果的。
- コミュニケーションとしての英語を体得するには、「文(文法)」の理解が必要。来たるその文法理解と活用に向け、前提となる文例の暗記を、音読により行います。
- 音読で活用する音声ペンは、おおむね高額に感じます。しかしながら、活用期間の長さや効果を考えると、実はバリューは高いといえるでしょう。もちろん、この音声ペンは、「音声付き英語絵本」の自作・教材化に活かせます。
- この方法で行う「音読・暗唱」は、1日わずか数分で取り組むことができますい。忙しいなかでも実践できる、効果的な英語トレーニング方法と、おすすめします。
いかがでしょうか。
日本の義務教育課程で、子供向け英語学習が強化される傾向にあります。ただ、「何をどうやって強化するのか」が重要。私たちが受けてきたような、義務教育課程での英語学習方法が、前倒しになっただけであれば、効果は期待できないかもしれません。
そのことをわかってか、小学生の習い事ランキングでも、「英語」が上位にあります。しかしながら、英会話スクールや高額な英語教材に取り組めば安心というわけでもありません。
やはり「英語を家庭で学ぶ重要性」「そしてその方法の構築」が、今後はますます重要だと考えています。目標とステップを意識して、親と子の負担をむやみに増大させない格好で、コツコツと継続をしてゆきましょう。
今後の国際社会を生きる子供の、語学力向上の一助になれれば幸いです。