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【小学生の算数】かずの学習をどうすすめるか

みなさん、こんにちは。

長介です。

さて、子供が「算数」の学習に取り組む場合、いちばん最初に始めるテーマは、「かず」の学習ではないでしょうか。

私たちが日常的に使う「かず」は、子供にとっては未知のもの。そのため、まずは一対一対応や、集合数などの提示を通じ、「かずの概念」を子供の頭の中にかたどってゆくことからはじまります。

「かず」の概念は、市販の知育玩具や、家庭ですぐ用意できる具体物を使うことで、着実に習得することが可能です。

その先は、足し算や引き算、掛け算、割り算などの概念と計算方法の修得、そのタイミングで筆算を教えることもあるかもしれません。そして、分数や少数の理解と計算とつながってゆくことでしょう。

「かず」と「計算」は密接な関係があり、算数学習のはじめの一歩です。ぜひ幼児期からじっくりと取り組みたいところです。

「かずの学習」でおススメの教材と知育玩具

「かず」の学習においては、「かず」の概念を頭の中に形どってゆくことからはじまります。そして、あわせて「足す」や「引く」とはどういうことかを理解しながら、「かず」の理解を深めてゆくことになるでしょう。

小学校の算数は、足し算、引き算、掛け算、割り算のほか、小数や分数という表した場合の計算、単位の変換など、とかく「計算」の練習に多くの時間が割かれます。計算がすべての基本となるからです。

そして、その「計算」の前提となる「かず」の概念がしっかりと理解できていると、四則演算の理解や、素早く計算するスキル修得も容易になるでしょう。

ぜひ、幼児期のうちから「かず」の概念と、計算の意味をしっかりと身に着けておきたいところです。

「2才児のさんすう」でかずの概念をつかむ

「かずの学習」教材でのおススメのひとつは、書籍「2才児のさんすう」です。

この本の著者は、幼児教室「ピグマリオン」の創設者で、特に「かず」の学習において高い定評があります。

ピグマリオンは、通学型の教室や、家庭学習用の通信教材も扱っていますが、さしあたって「かず」の学習は、この書籍「2才児のさんすう」を参照しながら進めることもできます。

この書籍は、「PYGLI」という、ピグマリオンの問題集や教具を扱う通販サイトで購入が可能です。ご興味のある方は検討してはいかがでしょう。

記事中の下方に、参考用の記載があります。

【どうしてソレで能力が伸びるの?】理論を知って、子供に合う知育方針を創りましょう!教育理論・教育方法を理解していれば、提示物である教具を変えたり、提示方法を変えたりすることで、本来の効果を期待できることができます。知育玩具・教具そのもののやり方が、わが子に合わない場合は、積極的に、理論をベースにした他のやり方を試してみましょう。...

「木製のかずさんすう」でかずの概念を体得する

学研ステイフル社の「木製のかずさんすう」も、おススメの知育玩具です。

「かず」の概念の修得が進むと、かずを「合成」・「分解」するといった、のちの計算にもつながる大事なポイントが登場します。そのような学習においても、この知育玩具を使って反復し、子供自身が理解を深め体得することができるでしょう。

「分数の学習」で分数の概念を体得する

分数の学習を始める前、5歳半を過ぎてから、パズル感覚で触れてもらった教材です。分数の概念が可視化されているため、幼少期からでも、「かたはめブロック」のように使いながら分数の仕組みに慣れることができます。

その後、子供の理解力が高まった頃に、教材として使うことで、さらに進んだ分数の概念や計算を教えられるでしょう。

「算数の図鑑」を概念の学習に役立てる

算数の概念を教えるときには、そのテーマを図示するなど、具体物を示しながら教えていくことが大事です。

本図鑑は、図・イラストが多く掲載されており、子供の理解の助けになるでしょう。また、子供に教えるための「親向け教材」としても活用できると思います。

「算数」にも様々なテーマがあるため、子供に教えるためのそれら一つ一つを別々で用意するのは大変です。ひとまず、こちらで概念などを教えてみて、理解が弱そうなテーマについては、別途教えやすい教材をあたってみるのも良いかもしれません。

「マスター1095題」幅広い計算に触れて「数」に慣れる

計算問題は、取り組めば取り組むほど、その速度があがります。四則演算に加え、分数、少数といった計算テーマがあります

これらに慣れてゆけるよう、日課として、計算問題の反復に取り組みたいところです。しかしながら、計算ドリルは多々あるものの、四則演算や小数・分数が混合していたり、逆算(問題式中の□になっているところを求める計算)も含められたドリルは、あまり見かけることができません。

このドリルは、まさにそれらの計算問題が一同に会しているドリル。また、1日3問×365日といった、日常で取り組みやすい配慮があり、スキマ時間でできるのもの良いですね。

このシリーズは、小学1年~小学6年向けまで学年毎の問題集として発刊されています。お子さんに適した問題集からスタートすると良いでしょう。

「かずの学習」は毎日取り組みましょう

これらの学習教材以外にも、「かずの学習」は、お菓子など、家庭にある具体物を手軽に使って進めることができます。また、思考力を養成するパズル問題とは違い、スキマ時間を使って定期的に取り組みやすいため、ぜひ日課に取り入れましょう。

学生の指導にあたる先生たちも、幼児期(未就学児童期)に、「かず」の概念に触れることが大事だと指摘しています。

【小学生を指導する算数の先生10人に質問】算数を得意にする教育のポイントは小学校以降、学校教育として開始する「算数」。この算数は、とくに学力の開きが顕著にでる科目だそう。では、その算数を得意にするためにはどうすれば?多くの小学生が苦手とするテーマ(領域)や、幼児期から高めたい能力を、小学生への指導経験がある、算数の先生への質問をもとに考えます。...

ぜひ、未就学時期から、「かず」の概念理解から計算へのステップを踏み始めたいところです。

 

いかがでしょうか。

かくいう私も、子供に計算方法を教えている最中です。ぜひ、算数につながる学習に取り組んでゆきましょう。

参考になれば幸いです。(続く)

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長介(ちょうすけ)
教育企業、外資系企業、サラリーマン、個人事業主を経験。子育てで消耗中、でも頑張れる。とにかく時間が欲しい。
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