年齢別の知育

【1歳児の知育】知っておきたい「知育玩具選び」のポイント

みなさん、こんにちは。

いかがお過ごしでしょうか。

私はといえば、現在、子供は4歳半を過ぎ、知育活動に取り組みはじめてからも早4年が経とうとしています。

4年余りに渡って知育活動に取り組むと、さすがに(知育に関しては)色々とわかることが多くなります。たとえば、1日の中で、「どのような時間帯にどのような知育活動を行うと効果的か」や、「子供が日課を嫌にならないような働きかけ方」も、できるようになってきます。

これは、子供の成長過程のなか、試行錯誤をすることで身に付く知育方法。しかし、家庭環境は様々なため、知育活動の時間を思うように捻出できないことも、ままあります。

とはいえ、能力活性が目覚ましい幼児期に、さしたる知育活動をせずに見過ごしてしまうのは、実に勿体ないことだと思います。

そこで、本ページでは、忙しい家庭でも効果的に知育に取り組めるよう、1歳児のお子さん向け知育の「ポイント」をご紹介したいと思います。

現在1歳から2歳のお子さんをお持ちの方、これから知育活動を進めてゆこうとお考えの方、知育の時短をはかりたい方など、皆さまの参考になれば幸いです。

 

【知育玩具を選ぶ前に】知育活動は、継続的に行いつつ、年齢ごとに考えましょう

私は、4年を超える知育活動のなかで、実践していることがあります。

それは、6歳頃までの未就学時期を「長期」、年齢ごとの1年を「短期」として、両方の視点を持って知育活動を計画し、知育に取り組むことです。

長期視点を持てば、知育活動をひとつの流れとして捉えることができるようになります。そして、さらに、「1歳の時はこれをやろう」「2歳の時はこのような取り組みをしよう」といった、短期目標を持つことができるようになります。短期目標を持てば、その期間にやるべきことが明確になり、知育活動の効果が高まると考えているわけです。

長期視点でイメージする長期計画は、子供の発達状況をあらかじめ加味する必要があります。子供の身体的な発達の観点から、やらせてあげたいと思っていても出来ないこともありますが、知育の提示方法を変えれば取り組み、能力活性を進めることができます。

たとえば、想像力を育てる知育活動において、「回答を書く」行為は4歳頃まで難しくとも、「回答を置く」行為は1歳からでもできます。その時々の発達状況に応じて、無理なく取り組める知育活動はあります。

ぜひ、子供の将来を見つめ、未就学時期の知育活動、年齢ごとの知育活動にブレイクダウンしてみましょう。

【1歳児の知育】非認知能力を鍛え、能力開花の土台づくりをはじめましょう

では、1歳児にはどのような知育活動が望ましいのでしょうか。

人を形成する土台となるような能力「非認知能力」という言葉があります。これは、集中力や想像力、忍耐力や行動力などを指す、テストの点数などでは測れない、しかし活動の根幹をなす能力の総称です。

これらの「非認知能力」の養成をはじめることが、児童期に特に必要だと考えています。そして、なんと1歳児においても、これに取り組んで欲しいと思います。

「そんな能力を鍛えるのは、1歳の子どもには早いんじゃないの?」と思われるかもしれません。

しかし、多くの非認知能力の養成は、市販の知育玩具を使って、ゆっくりと家庭で育むことができるのです。

むしろ、進学時などに、子供に無理をさせないために、早期から「ゆっくりと」土台作りを行うことも、やり方のひとつでしょう。

「ムチは、ムチがわからない時期に使うほど効果がある」出典:井深 大「幼稚園では遅すぎる」, サンマーク文庫

 

【幼児教育の参考に】知育への情熱が喚起される書籍「幼稚園では遅すぎる」はじめてのことに取り組むとき、まずは情報収集することも少なくないでしょう。こと知育活動においても、知育(幼児教育)の全体を俯瞰し、どういった点に注意するべきかを知ることは、とても重要。そのことが良く分かる、おすすめの知育本を紹介します。...

【1歳児の知育】1歳児には、五感を刺激する知育玩具を選びましょう

ではさらに、1歳児には、どのような知育玩具がおススメなのでしょうか。

1歳の知育活動において重要なことは、五感をフルに使うことと振り返ります。

子供の発達と能力の相関を見つめてきた、イタリア初の女性医師マリア・モンテッソーリさんによると、子供には、多くの感覚が飛躍的に発達する「敏感期」があるとしています。

そして、「五感」とよばれる、視覚・聴覚・触覚・味覚・臭覚の「敏感期」は、一般的におよそ「3歳ごろ」までの傾向にあるようです(もちろん、個人差はあります)。

そこで、これら五感は、目、耳、皮膚、口、鼻などの身体器官とリンクしていますので、1歳児の知育活動においては、これらの器官を刺激する知育玩具がおススメです。

たとえば、音を自ら発したり、自ら音楽を選択して一緒に歌えるような玩具、掴んだりつまんだりできるような知育玩具で遊ぶのが良いでしょう。

加えて、試行錯誤する要素がある玩具、達成感があるような玩具もおススメです。

【1歳児の知育】口に入れても安全・安心な形状・材料の知育玩具を選びましょう

私の所感でありますが、2歳ごろまでは、まだまだ子供が口にモノを入れる時期ではないでしょうか。

舐めたり、噛んだりすることは、感覚養成において重要ですが、口に入ってしまうほどの小さいパーツがある玩具や、尖った形状のブロックは危険です。

そのため、知育玩具を選ぶ際に、その玩具が「安全な材料・形状・大きさ」かどうかをよく確認しましょう。

通常は、乳幼児向けの玩具は、安全・安心の配慮がありますが、万が一ということもありますので、留意しておきましょう。

【1歳児の知育】知育玩具の購入で確認しておきたいこと

  • 知育玩具の購入前に、その玩具にどのような知育要素があるかを把握しましょう。

知育玩具には、類似する商品が多々あります。「その知育玩具にどのような知育効果があるのか」を把握し、衝動で購入しないようにしましょう。そうしないと、(私みたいに)似たような商品をたくさん購入する可能性が高くなります。

  • 知育玩具は、親が主体になって購入すべき商品だと思います。

子供の嗜好を反映し、期待する知育効果のある玩具を購入できれば、この上ありません。しかし、効果のある知育は、子供が自ら手にとって「やりたい!」というような姿・形をしていません笑。子供が欲しがるものとは別に、親が知育玩具の判断をすると良いでしょう。(1歳児は、それほど主張が強くないと思いますので、知育玩具であそぶ体制を創るチャンスです)

  • 「長く取り組んでもらえそうか」は、知育玩具選びの大事なポイント。

所感ですが、およそ3年程、定期的に取り組んでもらえる知育玩具は、良い知育玩具という印象を持ちます。想像力やひらめきを養うもの、音感を養うものなど、知育テーマに奥深さがあるものは、自然と息の長い玩具になると思います。また、音楽系の知育玩具も、長く活用できるでしょう。

  • 1歳の後半になったら、「思考要素が入った玩具」も検討したいところです

知育玩具の種類は様々です。そのなかには、思考をすこし刺激する要素がある玩具もあります。「どうやってやるんだろう」から「できた!」というプロセスを、遊びの中で提示できる知育玩具もあります。このような玩具も、感覚を育てる玩具と同時期に、1歳後半以降を目安に、少しずつ提示しはじめてみるのもおススメです。

 

以上が、私が振り返る、1歳児向けの知育玩具を選ぶ際のポイントです。

ぜひ、感覚を育てる知育玩具を中心にした、1歳児の知育活動に取り組んでみましょう。

皆さんの知育活動の一助となれば幸いです。

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長介(ちょうすけ)
教育企業、外資系企業、サラリーマン、個人事業主を経験。子育てで消耗中、でも頑張れる。とにかく時間が欲しい。