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【幼児期から小学校低学年まで】算数学習につながる知育に取り組もう

算数教育に活かせるGEOMAG

みなさん、こんにちは。

いかがお過ごしでしょうか。

私は、相も変わらず時間に追われる毎日を過ごしております。もちろん、子供の教育に関することも、忙しさの要因です。

子供が成長し、出来ることが多くなると、学習内容や学習方法も多様化し、試行錯誤の幅も広がるので、幼児期の知育の時には出来ていたような、キチっとした管理は難しくなってきました。

そのため、今は、「1年生3学期の家庭学習は平面図形に慣れる」というような、学習テーマの内容をざっくりと決めて、あとはそのテーマに関する様々なプリントや問題を提示するようにしています。そして、春休みや夏休みなどの、長期休暇の節目で、やってきた内容・テーマをチェックし、その先を決めるという格好で進めています。

このようなやり方が、親の私としても、子どもとしても、精神衛生上では良いようです。計画を決めすぎると、進捗を考えてしまい、それが弊害になることを実感しています。

幼児期や小学校低学年の成長は、不可解なところも多く、また意思疎通もなかなか難しいので、ゆったりと進める心持ちが良いのかもしれません。

さて、現在はそのように過ごしているわけですが、振り返ってみると、これまでにやっておいて良かったなと思うことが、幾つも出てきます。

特に、私の教え方として、子供の反応を見ながら仮説・検証をしているので、学習効率としては良くないと思える部分も多々あります。一方で、「これは良かった」と思える部分もあります。

今回も、そのあたりを踏まえつつ、学習比重として大きい「算数」をテーマに、お話できればと思います。

未就学児童~小学生低学年のお子さんの教育に関わるパパママの、参考になれば幸いです。

知育・学習を始める前に抑えておきたい親の意識

まず、知育・教育の前提として、心身の成長がとても大事です。

本サイトでは、知育以外にも、水泳のことや、絵画工作のこと、音楽などについても触れています。頭の成長だけでなく、心身の成長も、重視しているためです。

心身の成長は、脳の成長とも連動し、また、学習に必要な精神力や体力、集中力が鍛えられます。学習の成果を上げるためには、「頭を鍛える」だけではないことを意識し、心身の発達にも対応していきたいところです。

特に、幼児期から小学生の間に、「モンテッソーリ」が示すところの敏感期や、臨界期、ゴールデンエイジなど、成長が活性化する時期があるため、このタイミングも参考にしながら、取り組みましょう。

【後悔しています】子供の視力に気を配りましょう

良く「時間を決めて」という、一定のルールのもとに、テレビやゲーム機、タブレット・PCに触れさせる話を聞きます。

この際、頭の休憩だけでなく、眼の休憩の時間を設けることが大事だと痛感しています。たとえば、プリントワークのあとなど、休憩の時に、これらの「目を使う行動」は、控えるようにすべきでしょう。

我が子は、プログラミングをやっていたこともあり、タブレットの使用頻度も高くありました。また、ディズニーなど、子供が見たがる映像コンテンツも、良く見せていました。また、読書も大好きです。

これらの「子供のやりたいこと」をさせると、プリントワークなどで眼を使った後に、さらに眼を使うことになり、眼が休む暇がありません。

そのような生活をしていた我が子の場合、小学一年生入学時の頃には、1.2ほどあった視力も、2年生になろうとする今は、授業中にはメガネの使用を医者に勧められるなど、視力が著しく低下しました。

私は目だけは良くて、この視力についての認識が甘かったと後悔しています。

その後悔を加速させる要因としては、一度低下した視力は、視力をアップさせるという改善ができないこと。何でも、一般的な視力の成長だと、幼児からおよそ小学校入学時までは視力が成長し、その後、20歳くらいまでは、視力は弱まっていくものらしいのです。

身体の成長とともに、視力に影響する眼軸も伸びていくとのことで、次第に遠くのものが見えずらくなることが理由のひとつだそうです。

テレビ、ゲームのみならず、プリントワークや読書など、子どもが眼を使うことは多々あります。特別なケースを除き、下がった視力が上がることは稀のようですから、「目を守る」という意識を持つことが大事だと痛感しています。

【幼児期・未就学時期】脳力アップで取り組みたいこと

未就学時期は具体物パズルに取り組み、思考力と非認知能力をアップしましょう

文字や複雑なルールを理解しにくい、未就学時期の子供にとって、シンプルなルールで試行錯誤できるパズルは、特におススメです。

何度もチャレンジすることで、集中力や忍耐力などの非認知能力が鍛えられます。

我が子が小学生になった今、パズルで培った非認知能力が大いに発揮されていると感じます。たとえば、中学受験向け算数の文章題や、「きらめき算数脳」というドリルに取り組んでいるとき。

難易度が高いとされるような問題に取り組む際、1問に1時間近く試行錯誤をしている時もあります。このようなシーンからも、パズルで培った集中力や忍耐力が影響しているのだと思います。(正解できるかどうかは別です)

 

どうせならパズルで算数学習を先取り

幼児期のうちに提示できるパズルによっては、小学生以降で取り組む算数学習のテーマとかぶることがあります。

たとえば、

ニキーチンのユニキューブ

知育玩具「ニキーチンのユニキューブ」は、色指定のある図形どおりに作るパズルですが、受験算数で出題されることもある「色のついた面の数」を考える際に効くでしょう。

 

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ビルディング

ビルディングは、視点、思考を切り替えて考えるトレーニングになるでしょう。算数検定の、我が子が受験した回でも出題がありました。

 

【4歳から小学生まで】思考力アップに効くおすすめのパズルテーマ11選4歳を過ぎる頃合いになると、プリントでパズルに取り組めるようになるでしょう。しかし、パズルの種類も様々。そこで、手軽に思考力をアップでき、プリントならではのパズルをご紹介。どのようなパズルがあるのかをチェックし、ドリルをチェックし、取り組んでみましょう。...

 

積み木の数

つみきの数は、私立小学校の受験から、中学校受験まで、出題されることのある問題のようです。「見えないものを見る」という力の養成と、「かたまりで捉えて積み木の数を数える」、「数え忘れがないように丁寧に数字を数える」というような力が養われるでしょう。

 

 

色々な方向から見る

小学校受験でも登場する「他方からの見方」。文字通り、方向別に、見え方を問う問題です。小学生になると、このテーマは発展し、「投影図」として、表面積や体積を問う問題にもつながります。幼児期にこの力が養われると、先々にも役立つでしょう。

 

 

具体物を使ったトレーニングもおススメです。

 

 

点対称・線対称・見取り図

点対称、線対称は、小学校受験でも出題されますし、以降、小学校でも学習するテーマです。その力を養っておくと、線対称、点対称の図形そのものを選ぶ問題はもとより、図形を回転させたり、立体の切断見取り図を自分で書くなど、様々なテーマで活きるでしょう。

 

 

このほか、合同や相似の関連問題で、相似形を発見する場合や、対応する辺や角を見つける場合などにおいても、図形を回転させたイメージをもてるかがポイントになります。

 

 

意外に知られていない図形教具のこと

皆さんは、GEOMAGという知育玩具をご存知ですか?

正式名称は、ゲオマグというそうで、イタリア発祥の磁石式の玩具です。レゴのように、創りたい形式に応じて、様々なパックが出ていますが、このGEOMAGは、図形に関連するテーマを教える際、工夫次第で中々使えるのです。

たとえば、下記は一例です。

 

 

この他、平面図形を回転してできる立体図形を問う問題も、バーに平面図形をつけてくるくると回せば、イメージもしやすいでしょう。

この玩具を使って、問題を提示するというよりは、「どのように考えればいいかを具体的に見せる」という、教具としての活用がおススメです。

 

【幼児の知育に活かす】「ゲオマグ(GEOMAG)」でできることゲオマグシリーズは、幼児期の図形感覚を養成から、小学校の算数に活かせるなど、買って損のないと思しき知育玩具。しかし、ゲオマグは多様なシリーズがあるため、最初にどの商品を購入するかは重要です。そして、玩具がシンプルなため、提示方法によって子供がすぐに飽きてしまうかも。そのため、自身の体験から、おススメの商品と、提示方法、そして購入のメリットをお伝えします。...

 

これらのパズルに、幼児期に慣れ親しんでいても、しばらく触れないと、きっと忘れてしまうでしょう。しかし、その能力はきっと身についているはずで、すぐに勘所を思い出し、発揮できるでしょう。

 

【未就学時期から小学校低学年】加減乗除を教える

具体物や図を使いながら思い切って教えてみる

子供にとって、四則演算を理解することは、実はそれほど難しくありません。教えるステップは人それぞれかもしれませんが、私の経験では、「加→減→乗→除」という順番が教え易かったかなと振り返ります。足し算、引き算、掛け算、そして割り算の順番で、具体物を通じてその仕組み、考え方を教え、慣れてもらい、「数」の理解を深めてゆきましょう。

もちろん、この数を教える際には、下準備のような、抑えておきたい概念があります。それは、例えば「一対一対応」であったり、割り算の概念である、「等分除」「包含除」の捉え方などです。

これが、子供の年齢や習熟度合によっては、少し難易度が高い場合もあるでしょう。しかし、ひとつひとつ、市販の具体物や、家庭で用意した小物などを使って取り組めば、理解が進んでいくと信じています。

子供に教えるタイミングが早いかどうかは、子供が教えてくれます。子供の反応を見ながら、思い切って、教えてゆきましょう。

 

「等分除」「包含除」の考え方上の図が、面積図を使った「包含除」の考え方、下の図が「等分除」の考え方です。この図の良い点は、縦と横を掛けると面積になるという基本ルールを理解しておけば、そのルールも手伝って、何の割り算をしているのかが明快になり、また何と何を掛ければ全体の量になるかが、自身で確認ができる点にあります。逆算などを行う場合にも有用となるでしょう。

 

四則演算に慣れないうちはもちろん、慣れてきて、暗算ができるようになってきても、計算ミスは多く発生します。

計算ミスを防ぐためには、計算問題を多く早く解くという反復練習や、計算の工夫などのスキルが必要になると思います。

我が子の場合は、計算の特訓は、一時期、集中的に行っていましたが、それでもまだ間違えることがあるので、今は問題を解きながら計算に慣れていってもらっています。

なんというか、計算そのもののミスもさることながら、読み間違え書き間違えも多い我が子は、文章題などの他の問題をやってもらいながら鍛えてゆくほうが良いと踏んだためです。

計算は、算数の問題を解く際の基本中の基本ですので、とても大事なことはいうまでもありません。また、計算問題の提示で、子供の特徴も浮彫りになってくると思うので、そちらの対応も、進めてゆきたいところです。

 

さらに進めよう!「割り算から分数」「分数から割合」へ

幼児の場合は、特に、数に「慣れる」ことも大事だと思います。そのため、教え始めたら、集中的かつ定期的に、その提示を続けることが大事だと感じています。

計算の場合も、教えた計算方法(概念)にある程度慣れがみえたら、次いで他の計算方法(概念)も伝えてゆきましょう。相関関係を通じて理解が深まることもあります。また、何度も忘れることもあるかもしれませんので、重ね塗りをするイメージで、身に付くまで何度も繰り返しましょう。

なお、上記の課程を経て感じたことは、「割り算と分数の関係」は、一気に教えると効果的かもしれないということです。

もしかしたら、その先の割合の考え方(概念)まで簡単に触れ、全体像を一気に見せておくのも良いのではないかと思います。

実際、我が子の場合は、割り算、分数、割合まで、一気に教えてしまいました。もちろん、反復が必要で、長く時間がかかります。初めて割り算を教えてから、今まで、すでに3年以上もやっています。その甲斐もあってか、今では割合と比の考え方がしっかりと身についているように感じます。

ということもあって、私は分数のあとに、小数を教えました。

どちらにしても、分数・少数を、「数そのもの」と「割合」として使うというやり方があることを、伝えておきたいところです。

なお、この分数についての理解が高まると、「割合」に繋がり、「割合の文章題」を提示できるようになります。そして、「線分図」に慣れるトレーニングと相まって、さらに割合の理解が深まり、「比」の理解もスムーズになるのでは、と思います。

まさに我が子は、上記のような経緯をたどって、比の概念まで理解ができました。「速さと比」や、食塩水なども含めた、文章問題を「比」を使って考えるなど、深い理解は、これからも続いていきますが、そのスタートを切れるようになります。

なんでも、「割合」「比」は、受験算数においても重要なテーマのようですので、早くから慣れておくことで、しっかりと理解が深まることでしょう。

このように、四則演算ができるようになると、その先の算数テーマがグっと増えます。どのような方法、順番でチャレンジをするかは様々だと思います。そのスタート地点に立つために、四則演算に取り組んでゆきましょう。

 

【小学生の算数】計算力をあげるためのステップ「算数」の教育課程で登場する「計算問題」を取り上げ、その上達と非認知能力向上の様を見ています。知育問題のように、一問一答式の問題では気にならなかったことも、計算問題を通じて浮き彫りになります。そのような取り組みを通じて、気づいた点をお伝えしてゆきます。...

 

 

いかがでしょうか。

今回は、算数につながる学習を振り替えり、大まかに見てみました。が、実際は、地味な毎日の作業があります。また、学校も、習い事も、他の科目(英語や国語など)のこともあり、子供の時間捻出は依然と難しい状況。

であるからこそ、一日の時間だけでなく、大まかに期間として計画をすることが大事、とも再認識しています。さらに、幼児期・未就学児期という期間、また小学校低学年という時期を、有効に使いたいものです。

みなさんも、ぜひ取り組んでみてください。

 

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長介(ちょうすけ)
教育企業、外資系企業、サラリーマン、個人事業主を経験。子育てで消耗中、でも頑張れる。とにかく時間が欲しい。
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