【小学生の家庭学習を習慣づけるコツ】「机に向かわせる」前に親ができること
みなさん、こんにちは。長介です。
いかがお過ごしでしょうか。私といえば、相も変わらず我が子の家庭学習に付き合う毎日です。
さて、今回のテーマは「小学生の家庭学習の習慣づけ」。このテーマ、小学校のクラスメートの親たちで、かつ塾に通わせている親たちから、何回か聞いたことがあります。ですので、よくある悩みのようです。そこで、我が家では、このテーマ、どのように取り組んできたのかを振り返り、お話します。とはいっても、今もやっている最中の話なので、きれいな結論というより、これまでの手応えを書き連ねてゆく感じになります。家庭学習が続かない、勉強しない、とお悩みの方の、何かの足しになれば幸いです。
小学生の家庭学習の習慣づけは、机に向かわせる前が勝負
家庭学習の習慣づけというと、たいてい悩みの中心は「机に向かわない」「座っていられない」ですよね。実際、いろいろな記事を読むと、まずは短時間でも机に向かわせましょう、と書いてあります。ごもっとも。
ただ、我が家はこの「座る・座らない」ではあまり悩みませんでした。物心つく前に、机に座って何かをやる、ということ自体を習慣にしていたからです。その切っ掛けが、ある本との出会い。別記事でも書いたと思いますが、ここでも下にリンクを貼っておきます。
上記のような本を、子供が本当に小さい時に発見し、読んでいたくらいですから、私はもともと知育に熱心なほうだったのでしょう。伴い、子どもが小さいころから、机に向かう時間を生活に組み込んでいました。
まず「座ること」が。物心つくまでにこれができていれば、座ること自体への抵抗は、ほとんどなくなります。だから、小学生になってから、あらためて「机に向かう習慣をつけよう」と気負う必要がありませんでした。
これは、これから乳幼児期の知育に取り組むご家庭には、是非おすすめしたいこと。学習習慣は、あとから直すより、抵抗のないうちに土台を作ってしまうほうが、ずっと楽です。
とはいえ、来訪者の方で、もう小学生で、家庭学習の習慣がついていない。じゃあどうするの」という課題を持っている方もいることでしょう。今回は、このテーマが本題です。
勉強しない小学生の「行動のくせ」と考え方は、地続き
我が子は、現在、塾での勉強が過熱気味。そこで、私が特に最近気にかけていること。それは、普段の行動習慣(癖)と、プリントやテストで問われる問題の解き方。これは、けっこう深くつながっているのでは、と思っています。
普段から雑な子は、解き方も考え方も、どこか雑になりがちです。逆に、細やかな子は、勉強の仕方もやっぱり細やか。我が子を見ていても、周りを見ていても、そう感じます。
こう書くと、「じゃあ、うちの子は行動がこうだから勉強も難しいのか」と、気持ちが沈むかもしれません。でも、私が言いたいのはその先です。
ひとつ、はっきりした手がかりがあります。それは、勉強の習慣がない子でも、何かに興味を持てている子は、その何かには長時間ちゃんと取り組める、ということ。ゲームでも、昆虫でも、絵でも、対象はなんでも良い。その対象に集中、熱中しているのであれば、集中力自体は、すでに一定、養われていて、それが「勉強」のほうに向いていないだけ、と言えるのでは。
すると、やることは見えてきます。家庭学習の入り口を、その子に合う形に作り替えてあげることです。さらに、勉強のなかにある「見えない面白さ」に気づかせてあげること。習慣づけの勘どころは、ここにあると思っています。
「この子はこういう子だから」で、家庭学習をあきらめない
私はもともと、人の能力がどう伸びるのか、ということにすごく関心があります。なんたって、スキルノバースですからね(笑)
能力が伸びることは、その人の人生を大きく左右するし、喜びも悔しさも運んでくる。だからこそ、誰だって伸ばせるはずだと思っているし、その可能性を頭から否定するのは、したくないんです。それは、対象が、自分自身にとってもそう、我が子に対してもそう、周りの人に対してもそう。「私はできないから」「私はバカだから」とかいう話を聞くと、悲しくなります・・・ちょっと変なんですかね(驚)
だからして、あるとき、塾で、我が子の処理速度が遅い、という話になったことがあった時のことも良く覚えています。算数は先取りをしてきましたし、修練させてきたので、それなりにできます。一方、国語。「マイペースな子、おっとりした子、話すのも遅い、だから、国語の読解が遅い」というふうに、性格や資質を学力とつなげて塾の講師に語られたことがありました。
私は、その見立てを否定し、私が家庭で見るといって、家庭学習に腰を据えて取り組みました。結果、成績は、平均を少し上回るくらいのところから、上位層と呼べるあたりまで伸び、今は落ち着いてきています。もちろんこれは「今ここ」の話で、これからまた変わるかもしれませんが。明確に否定し、証明できたと思っています。
私自身の思いが高まってくると話が逸れるので止めますが、それでもこの経験ではっきりわかったことがあるのです。行動のくせや性格に多少の影響があったとしても、それは、やり方しだいで、いま学力を伸ばすのをあきらめる理由にはならない、ということ。
もちろん、ずっと先の、本当に高いところ、あるいは深いところでは、そういう資質の差が出る場面もあるでしょう。しかし、中学受験で多くの人がぶつかる悩みのレベルでは、そこは関係ない。少なくとも我が家では、そう確認できました。(悩みが深かろうと、実はそこまで深くないということも言いたい)
だから、これまでの経過や、性格や、遺伝みたいなものを理由に、家庭学習をどうか、あきらめないでほしい。やり方を変えれば、道はかなり開けます。やり方です。間違いない。能力を否定してはいけない。燃えるぜ。
家庭学習の「勉強量」の決め方には配慮を
机に座る習慣は物心つく前についていたとしても、家庭学習の「勉強量」の調整には、気を遣うことになりました。
私は、子どもの日課を、子どもが帰宅後に取り組めるよう、前日に用意しておきます。ところが小学一、二年生のころ、子どもがその中身を、前日に、しばしば自分でチェックするようになったんです。当日も、「このあと何をやるの」と細かく聞いてくるように。明らかに、嫌がっているか、あるいは心配している。そんな様子でした。
そこで、どうぜ気になるなら、取り組む量を子供と一緒に確認する。そして、できる限り、その決めた量で終わりにする(私は時間が余ったら増やすので。←余ったらとか言っているので、時間中は目いっぱいやらせる気まんまん;;)
私は、能力向上の秘訣として、少し斜め上くらいの負荷をかけることで、能力を向上させると思っていて、そこには、決めた時間内に余ったなら、より多くの演習をやれば、より良いと何故か思い込んでいた節があります。これ自体はまあ良いのかも?しれませんが、ただ、その負荷は「難易度」でかけるべきで、「量」でかけちゃいけない。いちど決めた量、いわば約束した量は、なるべく守ってあげたほうがいい。今ではそう思っています。
この「勉強量」の話には、後日談があります。妻が、子どもからこんなことをこぼされていたそうで。「がんばって早くプリントを終わらせると、プリントが増えてゆく」と。……なるほど、これはかわいそうなことをしました。速く終わらせたご褒美が、追加のプリント。これはキツい(笑)子どもにとって「約束が守られる」という安心感は、思っている以上に大きいのでしょうし、その安心があってはじめて目の前のことに落ち着いて向かえる、ということもあるでしょうから、ね(小疑)
家庭学習を習慣化させるコツは、意志ではなく「流れ」
ここまで、我が家の話を中心にしてきました。最後に、家庭学習を習慣化させるうえで、私なりに感じていることを。
習慣化させる手順としては、まずは(だましだまし)「きっかけ」を作り、「行動」を反復させることなのでしょう。これが定着すれば、取り組むのが嫌とかいう気持ちが薄れ、ある意味惰性的に、その行動がはじまるー。子どもと向き合ってきて、そういった実感があります。
だとすると、家庭学習で効くのは、「勉強しなさい」と毎回せかすことよりも、今ある生活の流れのなかに、勉強を混ぜ込んでしまうことです。「夕食のあとは、この席で、これをやる」みたいに、きっかけと行動をセットで固定してしまう。我が家が物心つく前から机に座る時間を置いていたのも、振り返れば、これと同じだと思います。
意志の力で毎日がんばらせるより、がんばらなくても始まってしまう流れを作る。家庭学習の習慣化って、つまりはそういう仕組みづくりなんじゃないかと、私は思っています。
まとめ:小学生の家庭学習の習慣づけで、大事にしたいこと
小学生の家庭学習の習慣づけは、多くの家庭にとって大きな悩みだと思います。
それでも、まず、あらためて思うのはこの一点。
「これまでのことや、その子の性格を理由に、あきらめる必要はない」ということ。
そして、
「その子に合った入り口を用意して、約束した勉強量を守って、生活のなかに学習を溶け込ませていく」こと。
地道ですが、この積み重ねが、ちゃんと変化につながっていくでしょう。
我が子の学習、そしてその先には中学受験もあります。そして、何より相手は、子供です。ここに書いたことも、これからまた更新されていくでしょう。同じように奮闘している皆さんと、一緒に歩いていけたらと思います。
頑張りましょう。
(続く)


