みなさん、こんにちは。長介です。

いかがお過ごしでしょうか。

さて、我が子の中学受験も、相変わらず山あり谷ありの日々です。そんな中ではありますが、今日から、ひとつのテーマを連載の形で書いていこうと思います。

テーマは「中学受験のケアレスミスを、どうやって減らすか」。

これは、我が家で今まさに取り組んでいる、現在進行形の記録です。答えが出そろった話ではありません。むしろ、まだ手探りしている真っ最中のことを、そのまま書いていきます。第1回の今回は、その入口として、我が家がこの問題にどう向き合いはじめたか、というところからです。同じようにお子さんのミスに頭を抱えている方に、「うちだけじゃないんだ」と思ってもらえたらうれしいです。

中学受験のケアレスミスは、気合いでは減らなかった

私は、いうならば、ミス向き合い2年生です。ミスをミスとして捉え対策が求められる時期である「通塾開始時期」が1年生です。

もっと以前、それこそ知育をやっている時期である幼少期~小学3年生くらいまでは、理解優先、集中力・忍耐力・努力などの非認知能力優先、ミスには寛容なので、そもそも間違いをミスとしてみていませんし対策もしていません。もっというと、何かを行うことの速度も求めていません。(この問題を解く速度については、ずいぶん前のどこかの記事で一文レベルで書いており、そしてそれが、現在の我が子に対して影響していることもあるのかな、と気になることもあるのですが、それは別の話。)

ですので、ミス向き合い1年生のころは、気合いで何とかなると思っていました。実際、ケアレスミスについては、「次は気をつけよう」「見直しをしっかりね」と、そう声をかけてきました。

ところが、この話はこれで終わらない。

「気をつけなさい」と言った翌週も、同じようなミスが出る。見直しをさせても、なぜか見逃す。何度くり返しても、いっこうに減らない。親のほうも、だんだん「なんでこんな簡単なことを」とイライラしてくる。おそらく、多くのご家庭が通る道、ですよね!

しばらくして、これは、気合いでどうにかなる問題じゃないぞと気づき、「気をつけなさい」をあと百回くり返しても、たぶん同じことになる。もっと根っこから向き合わないとダメだ。私が滅(めつ)してしまう。そう腹を括ったのが、この取り組みの出発点でした。

そもそも、ひとくちに「間違い」といっても中身が違う

根っこから考え直そうとして、まず引っかかったことがあります。ひとくちに合ってる、間違ってると言うけれど、よく見ると、中身がぜんぜん違うぞ、ということです。

これまで幼少期から通塾期(現在)まで、何千題と間違えてきた我が子の状況を詳しくみてみると、その間違いの種類も多様です。

そもそも、やり方を覚えていなくて解けなかったもの。覚えているはずなのに、その場でパッと出てこなかったもの。やり方はわかっていたのに、途中の計算で数字を書き間違えたもの。問題文の条件を読み落としていたもの。そして、時間が足りなくて最後まで手が回らなかったものー。

全部まとめて「間違い」と呼ばれがちですが、原因はてんでバラバラですよね。覚えていないミスと、書き間違いのミスを、同じ「気をつけなさい」で片づけようとしていたら、そりゃあ減りません。我が子も、きっと他のお子さんも、原因をわかっていないので、気をつけようがない。また、数回いわれて気をつけられる子(その事を様々な状況下でも覚えていられる子)ならば、そもそも問題化していないわけで。

まずはこの「ミスにも種類がある」というだけのことに気づけたのが、我が家にとっては大きな一歩というべきでしょうか。まあ、これを過去に少し遡って書いている私からすれば、これが沼への大行進の一歩なわけですが;;

種類が違えば、たぶん打つ手も違う。そして、ミスを防ぐ注意力自体を育てるにしても、実際に動いている状況(塾の定期テストや公開テストもある)です。つまり、対症療法をしながら、能力そのものの向上につながるアプローチをしてゆくか。

そんなことを視野に入れながら、まずは目の前の間違い、そしてそこにつながるミスは、「どの種類なのか」を見るところから始めようと思ったわけです

間違いの原因は何か。そこに意識を向けることからスタート。これは、きっとお子さんそれぞれの傾向があると思う

それぞれの種類をどう見分けて、どう手を打っていくのか。ここが、この連載でこれからじっくり書いていきたい本題です。今はまだ、私自身が試しながら整理している最中なので、次回以降、掘り下げていきます。

ああ、そうです。二つほど、大きく分類しておきたいミスがあります。それは、備忘録的にも、ここに記しておきます。

いちばん厄介なのは「わかっているのに間違える」ミス

種類の話は次回以降にゆずるとして、今まさに頭を悩ませているものに触れておきます。私がいちばん厄介だと感じているのが、「わかっているのに間違える」というミスです。これは、処理能力、注意力にもつながるため、改善に時間がかかるであろう、厄介な代物です。

中学受験をされているご家庭なら、きっと身に覚えがあると思います。やり方はちゃんとわかっている。簡単な問題なら間違えない。なのに、条件が増えてややこしくなったとたん、処理の途中で、さっきまでできていたことを、するっと落とす。あの「わかってたのに」というやつです。

これが起きやすい場面には、なんとなく共通点がある気がしていて、それは、処理が込み入ってきた場合、それから、いったん別の作業を挟んで、また元に戻ってきた場合です。頭の中で持っていたはずのものが、場面をまたいだ拍子に、こぼれ落ちる。そんな感触です。

これがいちばん悔しいし、いちばん手強い。知らないわけじゃないから、教え直しても響かない。かといって放っておけば、本番でもきっと同じことが起きる。

「処理が落ちる」に対しての対応策は、いくつか対策していますが、このミスへの決定的な手立ては、我が家もまだ見つけられていません。今いろいろ試している真っ最中で、「これだ」と言えるものがない。

どうもミスそれぞれには「起きやすい瞬間」があるので、それらをまとめてやっつけるのが注意力のようなものなのでしょう。厄介。

「直したはずなのに、また間違える」の壁

もうひとつ、取り組みはじめて早々にぶつかっている壁があります。いちど間違えた問題を解き直して、「ここが原因だったね」と本人も納得する。ところが後日、似た問題でまた同じところを間違える。あの現象です。

その場では直った気になるのに、時間が経つと、また元に戻ってしまう。これはミス対策の、かなり本質的な難しさなんじゃないかと感じています。一回直して終わり、にはならない。同じミスを、しつこく追いかけ続けないといけないらしい。

それに、うすうす感じ始めていることがもうひとつ。せっかく決めた対策も、続けているうちに、なんだか「形だけ」になっていく気配がある。この話はまだ観察中なので、あらためて書きます。

じゃあ、どう追いかけるのか。どうすれば「またやった」を減らしていけるのか。——このあたりが、我が家の今の最前線です。まだ答えは出ていませんが、いくつか試していることがあるので、それも連載のなかで書いていきます。

これから書いていくこと

というわけで、これから、ミスがどんな場面で生まれているのか、我が家で入れた対策がその後どうなったのか、「直したのにまた間違える」をどう追いかけているのか。実際にやってみたことと、その手応え、あるいは失敗を、少しずつ記録していきます。順番は前後するかもしれませんが、同じように悩みながら走っている皆さま、これから沼にお越しくださる皆さんと、一緒に沼っていければうれしいです。

沼りましょう。

(続く)

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長介(ちょうすけ)
教育企業、外資系企業、サラリーマン、個人事業主を経験。子育てで消耗中、でも頑張れる。とにかく時間が欲しい。